衆議院東京15区補欠選挙で演説を妨害したとして、政治団体「つばさの党」の代表ら3人がが逮捕されました。
逮捕されたのは、つばさの党の幹事長であり、選挙に立候補した根本良輔容疑者(29)、代表の黒川敦彦容疑者(45)、運動員の杉田勇人容疑者(39)の3人です。
今回の逮捕は、4/16に乙武洋匡候補の演説中に拡声器などを使って選挙活動を妨害した疑いとなっていますが、他の候補者からも同様の被害があったようで、警視庁は全容を調べています。
ここでは、逮捕に至る経緯や、その他被害状況について可能な限りまとめていきます。
参考:つばさの党ホームページ
「つばさの党」代表者ら3人が逮捕
引用:つばさの党ホームページ 写真は黒川代表
衆議院東京15区補欠選挙で演説を妨害したとして、政治団体「つばさの党」の代表ら3人がが逮捕されました。
逮捕されたのは、つばさの党の幹事長であり、選挙に立候補した根本良輔容疑者(29)、代表の黒川敦彦容疑者(45)、運動員の杉田勇人容疑者(39)の3人です。
今回の逮捕は、4/16に乙武洋匡候補の演説中に拡声器などを使って選挙活動を妨害した疑いとなっています。
乙武さんといえば、「五体不満足」を執筆したことで有名ですね。現在は政治団体「ファーストの会」副代表として政治活動を行っています。
逮捕に関する時系列まとめ
4/16 乙武氏の演説を妨害
乙武氏がJR亀戸駅前で演説を行っていたところ、付近の公衆電話ボックスの上に乗り拡声機でどなったり、車のクラクションを鳴らしたりして、演説を聞き取れないように妨害しました。
現場には、小池百合子東京都知事も応援に駆けつけていました。
→公職選挙法「選挙の自由妨害」の疑い
引用:YouTube
4/18 警視庁から警告を受ける
警視庁は選挙期間中の4/18に黒川容疑者ら3人を警察署に呼び、公職選挙法225条「選挙の自由妨害罪」に抵触する疑いがあるとして警告を出しました。
警告を受けた後も、引き続き妨害行為は繰り返されていたといいます。
なお選挙の自由妨害罪とは、以下の行為のことをいいます。
・挙人・公職の候補者・公職の候補者になろうとする者・選挙運動員・当選人に対して暴行もしくは威力を加え、またはこれをかどわかした
・交通もしくは集会の便を妨げ、演説を妨害し、または文書図画を毀棄(きき)し、その他偽計詐術など不正の方法をもって選挙の自由を妨害した
・選挙人や候補者などのほか、その関係のある社寺・学校・会社・組合・用水・小作・債権・寄付など特殊の利害関係を利用して、選挙人や候補者などを威迫した
引用:vbest.jp
4/25 報道陣に対し正当性を主張
黒川容疑者は報道各社の取材に対し、「法律で認められている表現や選挙、政治活動の自由の中でやっている」と行為の正当性を主張しました。
また、7月の都知事選に自ら立候補して同様の活動を行う考えを示しました。
5/13 警視庁 強制家宅捜索を実施
5/13午前11時ごろ、警視庁が家宅捜索を行いました。
家宅捜索を行ったのは、千代田区隼町にあるつばさの党の本部事務所、埼玉県朝霞市にある黒川容疑者の自宅、練馬区の同団体事務所で、公職選挙法違反(選挙の自由妨害)の疑いで捜索に入りました。
4/18の警告を受けた後も妨害行為を続けていたことから、警視庁は悪質性が高いと判断して強制捜査に踏み切ったということです。
5/17 つばさの党代表者ら3人が逮捕
警視庁は、公職選挙法違反の疑いで、選挙に立候補した根本良輔容疑者(29)、代表の黒川敦彦容疑者(45)、運動員の杉田勇人容疑者(39)の3人を逮捕しました。
警視庁によりますと、選挙に立候補していた陣営がほかの陣営の選挙活動を妨害したとして候補者らが逮捕されるのは極めて異例ということです。
また、認否については明らかにしていません。
(明らかにしていませんが、なんとなくわかりますよね、、)
ほか選挙期間中の行為
乙武氏以外にも、同様の被害があったようで、警察への被害届の提出や相談があったといいます。
・ほかの陣営の選挙カーを追い回す
・他陣営の候補者の演説の内容がかき消されるほどの大音量で騒ぎ立てる
・追いかけられた他陣営の関係者が警察署に逃げ込んだ
・選挙のあとも他陣営の候補者や関係者、団体に批判的な意見を述べるタレントなどの自宅に押しかけた 等
さいごに
つばさの党の代表者ら3人が逮捕されました。
公平でなくてはいけない選挙において、候補者を妨害することはあってはいけませんね。
二度とこのようなニュースが出ないことを願うばかりです。
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