AAAのメンバーであり、音楽プロダクション「BMSG」の代表を務めるSKY-HI(本名:日髙光啓)さんが、2025年内に予定していたライブやテレビ番組への出演を辞退すると発表しました。
きっかけは、週刊誌による未成年の少女を深夜に自宅へ複数回招いていたとする報道です。
本人と所属事務所は謝罪した一方で、違法行為や条例違反は確認されなかったと説明しています。
■ 何が報じられたのか
問題の発端は、12月19日に配信された週刊誌報道でした。
報道では、SKY-HIさんが未成年の少女と深夜帯に自宅で面会していたとされ、東京都青少年健全育成条例に抵触する可能性が指摘されました。
これを受け、BMSG社は公式に謝罪し、
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保護者の承諾があったと認識していた
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しかし、未成年者に対して深夜に面会する行為は社会常識から外れていた
と説明しました。
■ 本人もラジオで謝罪
SKY-HIさんは同日放送のラジオ番組に生出演し、詳細には触れなかったものの、
「お騒がせして申し訳ありません」
とリスナーに向けて謝罪しています。
■ 内部調査の結果「違法行為は確認されず」
BMSG社は今回の件を重く受け止め、
複数の弁護士など専門家の指導のもとで内部調査を実施したと発表しました。
関係者へのヒアリングや情報開示を行った結果、
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東京都青少年健全育成条例を含む
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違法行為に該当する事実は確認されなかった
としています。
ただし、法的問題がなかったとしても、
社会的な責任や影響の大きさは重大だと判断したと説明しました。
■ 年内の活動を辞退 理由は「信頼回復を最優先」
SKY-HIさんは、代表取締役としての責任を果たすため、
年内のアーティスト活動を一部辞退することを決断しました。
辞退が発表されたのは以下の出演です。
▼ ライブ
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12月27日開催「COUNTDOWN JAPAN 25/26」
▼ テレビ
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12月29日放送
「発表!今年イチバン聴いた歌~年間ミュージックアワード2025~」
すでに収録済みの番組などについては、一部を除き予定通り放送されるとしています。
■ BMSGが示した「ガバナンス強化策」
今回の問題を受け、BMSG社は経営体制の抜本的な見直しを発表しました。主な内容は以下の通りです。
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外部有識者によるコンプライアンス監査体制の導入
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専任部署を設け、内部統制と相互牽制の強化
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代表個人に依存しない、新たな経営体制への移行
詳細は、数か月以内に公表される予定としています。
■ SKY-HI本人のコメント「認識の甘さを反省」
SKY-HIさん自身も、公式コメントで次のように述べています。
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法令違反や条例違反はなかった
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しかし、時間感覚やコミュニケーションが社会的に非常識だった
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「世間との感覚のズレ」を深く反省している
そのうえで、
「信頼回復に向けて、ガバナンスの強化と自身の姿勢の見直しに専念する」
とし、改めて謝罪しました。
■ ファンや業界への影響は
SKY-HIさんは、
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AAAとしての長年の活動
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ソロアーティストとしての評価
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BE:FIRSTをはじめとする若手育成の実績
などから、音楽業界で強い影響力を持つ存在です。
そのため今回の騒動は、
本人だけでなく、所属アーティストやプロジェクト全体への影響も懸念されています。
一方で、違法性が否定されたことや、早期の謝罪・対応を評価する声もあり、
世間の受け止め方は分かれている状況です。
■ まとめ
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SKY-HIが未成年少女を巡る報道を受け、年内の活動を辞退
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内部調査の結果、違法行為は確認されなかった
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ただし社会的責任を重く受け止め、ガバナンス強化と信頼回復を優先
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本人も「認識の甘さ」を認め、改めて謝罪
今後、BMSGの新たな体制や、SKY-HIさん自身の動向が注目されそうです。

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