次長課長・河本準一さん、活動再開を報告「まだ完全体ではないけど、一歩ずつ前に」

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人気お笑いコンビ「次長課長」の河本準一さん(50)が、約4か月にわたる活動休止を経て、ゆるやかな形で芸能活動を再開することを発表しました。

公表された病名は「パニック障害」および「うつ病」。

6月1日、自身のX(旧Twitter)とInstagramで直筆メッセージを公開し、多くのファンに向けて復帰の決意と今の心境を語りました。



「もう一度笑いたい」「ゆっくり戻る」。本人からの力強い報告

河本さんの復帰報告は、彼らしいユーモアを交えながらも、率直で誠実なものでした。

「皆さま、私 河本準一は、体調を崩し休養しておりましたが、少しずつ活動を再開させていただきます」「まだ完全体ではありませんが、一歩ずつ前に進んでおります」と、自身の状態を丁寧に説明。

また、「街や劇場で見かけたら“お〜い、タンメン!楽しんで!”って声をかけてほしい」と、代表ネタを交えながらファンとの再会に前向きな姿勢を示しました

2月から活動休止。原因は公表されていなかった

河本さんは2025年2月、所属事務所を通じて「体調不良により、当面の間活動を休止する」と発表していました。

当初は病名が伏せられており、復帰時期も未定とされていましたが、今回の投稿で初めて「パニック障害とうつ病を患っていた」ことが明かされ、芸能界にも大きな反響を呼びました。

彼はこの数か月間、「自分の心と向き合う時間を過ごしていた」とも語っており、しっかりと治療と回復に向き合っていたことが伝わってきます。

ファンの間に広がる“安心”と“歓迎”の声

河本さんの復帰報告には、芸能人仲間やファンから多くのエールが寄せられました。

「おかえりなさい!ずっと待ってました」「無理しないで、ゆっくり戻ってきてください」「タンメン食べながら応援してます」といった、温かいコメントがXやInstagramに多数投稿されており、河本さんが長年愛されてきた存在であることを改めて感じさせられます。

中には「自分もパニック障害を経験したので気持ちがよく分かります」「芸人が“弱さ”を見せてくれて励まされた」と、同じ症状を抱える人々からの共感の声も。

芸歴30年超、バラエティ界の名バイプレイヤー

河本準一さんは1975年、岡山県津山市生まれ。NSC大阪校13期生としてお笑いの道へ進み、1994年、井上聡さんと共にコンビ「次長課長」を結成しました。

独特の“オカン芸”や「おかずクラブ」「タンメン!」などのギャグで一躍ブレイク。

2000年代中盤には『エンタの神様』『笑いの金メダル』などで多数のネタを披露し、全国区の人気芸人に。

近年では、バラエティ番組のほか、俳優としてドラマ出演もこなすなど、幅広い活動を展開していました。

MBSの『痛快!明石家電視台』やテレビ東京の『じっくり聞いタロウ』などにレギュラー出演しており、各番組の公式も今後の出演再開を温かく歓迎する姿勢を見せています。

病名公表に踏み切った理由は?――「誰かの参考になれば」

今回、河本さんが“パニック障害とうつ病”という病名を公にした背景には、「自分と同じように苦しんでいる誰かの背中を押したい」という思いがあったようです。

投稿の中では、「病名を言わずに済むならそうしたかった。でも、“なぜ休んでるのか分からない”と言われるより、自分から伝えたほうがいいと判断した」といった、葛藤の末の決断も綴られていました。

実際に、「芸人がこういうことをカミングアウトしてくれるのは大きい」「職場で言いづらいことを代弁してくれたようで、勇気をもらった」という声も多数あり、芸能人としての影響力がポジティブに働いた瞬間でした。

無理せず、焦らず——河本さんのこれからに期待

今後の活動について、河本さんは「少しずつ、無理せず、自分のペースで」と慎重なスタンスを見せています。

仕事への完全復帰時期については未定ですが、今回の復帰報告は本人にとってもファンにとっても、ひとつの「再スタート」と言えるでしょう。

芸歴30年を超えるベテラン芸人が、正直な言葉で「また皆さんの前に立ちたい」と語るその姿は、多くの人の胸を打ちました。

まとめ:「タンメン!」の合図で、もう一度みんなを笑顔に

「街で見かけたら“タンメン!”って声かけてね」

そんなふうに茶目っ気たっぷりでメッセージを締めくくった河本さん。

長い休養を経て、今また少しずつ歩み始めた彼に、世代を超えて多くの人がエールを送っています。

芸人として、ひとりの人間として、自分の弱さに向き合いながら進むその姿に、私たちは“笑い”以上のものを感じるのかもしれません。

河本準一さんのこれからに、引き続き注目していきましょう。

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