親が一人暮らしで心配になったら?まず何をすればいい?

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親の暮らし

親が一人暮らしをしていると、ある日ふと「このままで大丈夫かな」と心配になることがあります。

電話には出るけれど、以前より少し元気がない。

家の中が以前より散らかっている。

買い物に行くのが大変そう。

最近転んだと聞いた。

そんな小さな変化が重なると、「何か対策をしたほうがいいのかな」と考えるようになります。

とはいえ、いきなり介護サービスや見守りサービスを契約するのも違う気がしますよね。

では、親の一人暮らしが心配になったとき、まず何をすればいいのでしょうか。

この記事では、まだ介護が必要と決まっていない段階から、家族が確認しておきたいことを順番に整理します。

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まずは「何が心配なのか」を整理する

最初にやりたいのは、見守りサービスを探すことではありません。

「何が心配なのか」を整理することです。

たとえば、

・体調を崩しても気づけない
・転倒したときに助けを呼べない
・食事をきちんと取れているか分からない
・買い物や掃除が大変そう
・物忘れが増えてきた
・病院にきちんと行けているか心配
・電話に出ないことが増えた
・家の中で何か事故が起きないか心配

などがあります。

同じ「一人暮らしが心配」でも、問題は家庭によって違います。

ここを整理しないまま進めてしまうと、センサー、カメラ、警備会社、アプリ、宅食など大量の商品やサービスを勧められてしまいます。

そのため、最初はサービス探しよりも、親の現在の生活を確認するところから始めるほうが分かりやすいです。

親の生活で確認したい5つのこと

親の一人暮らしが心配になったら、まずは普段の生活に変化がないか確認してみましょう。

① 食事は問題なく取れているか

毎日きちんと食事を取れているか確認します。

料理をするのが面倒になっていないか。

買い物に行くのが負担になっていないか。

冷蔵庫の中に食べ物があるか。

以前より痩せていないか。

こうした変化は、本人に聞くだけでは分からないこともあります。

食事が負担になっているのであれば、家族が買い物を手伝ったり、宅配食などを利用したりする方法もあります。

「介護」というほどではなくても、毎日の食事を楽にするだけで生活の負担を減らせる場合があります。

② 転倒や歩行に問題がないか

高齢になると、以前は何でもなかった段差や階段が負担になることがあります。

「この前転んだ」と聞いた場合は、転んだことだけでなく、

・どこで転んだのか
・何につまずいたのか
・一人で立ち上がれたのか
・病院には行ったのか

なども確認しておきたいところです。

何度も転ぶ、歩くこと自体が難しくなっているなどの場合は、家族だけで判断せず、医療機関や地域包括支援センターなどへの相談も検討しましょう。

③ 物忘れなどの変化がないか

以前と比べて、物忘れが増えていないかも確認しておきたいところです。

例えば、

・同じ話を何度もする
・約束を忘れることが増えた
・電話や郵便の内容を理解しづらくなった
・買い物や支払いで困ることが増えた

などです。

もちろん、こうした変化だけで認知症などと判断することはできません。

ただ、以前との違いに家族が気づいた場合は、本人の様子を見ながら医療機関や地域包括支援センターなどに相談するきっかけになります。

④ 家の中が以前と変わっていないか

親の家に行ったときは、部屋の状態も見ておきましょう。

例えば、

・ゴミがたまっている
・洗濯物が放置されている
・冷蔵庫の中に食べ物がほとんどない
・電気や水道などの管理ができていない
・以前より家の中が散らかっている

といった変化です。

家の中が多少散らかっているだけなら、それだけで問題とは限りません。

重要なのは、以前の状態と比べて大きく変わっていないかです。

⑤ 通院や薬などの管理ができているか

病院に通っている親の場合は、通院や薬の管理も確認しておきたいところです。

薬を飲み忘れていないか。

次の通院日を把握しているか。

病院まで一人で行けているか。

必要な手続きや支払いで困っていないか。

こうしたことが難しくなっている場合、家族のサポートだけでなく、介護や福祉のサービスが必要になることもあります。

「介護が必要かも」と思ったら、まず相談する

親の生活に不安を感じたからといって、いきなり介護施設を探す必要はありません。

厚生労働省は、地域包括支援センターを高齢者や家族の介護・生活上の困りごとを相談できる総合相談窓口として案内しています。

地域包括支援センターには、保健師、社会福祉士、主任ケアマネジャーなどが配置され、相談内容に応じて必要な制度やサービスにつなぐ支援も行っています。

「まだ介護認定を受けていないから相談できないのでは?」

と思うかもしれませんが、介護について分からないことがある場合の相談先として、地域包括支援センターを利用できます。

親の居住地を担当する地域包括支援センターは、市区町村のホームページなどから確認できます。

親が嫌がるなら、いきなり「見守りサービス」は必要ない

ここも意外と大事です。

子どもとしては、

「何かあったら怖いから見守りサービスを付けよう」

と思っても、親からすると、

「監視されているみたいで嫌だ」

と感じることがあります。

特にカメラを設置するタイプなどは、親のプライバシーへの配慮も必要です。

そのため、親が嫌がっているのにいきなり契約するのではなく、

「毎日電話するのはお互い大変だから、何か簡単な方法を試してみない?」

くらいから話してみるのも一つの方法です。

一人暮らしの親を見守る方法は大きく4つ

見守り方にはいろいろあります。

① 家族が定期的に連絡する

もっとも簡単なのが電話やメッセージです。

毎日でなくても、曜日を決めて連絡するだけでも「いつもと違う」を発見するきっかけになります。

ただし、電話に出たからといって生活のすべてが分かるわけではありません。

② 近所の人や親戚に協力してもらう

近所の親しい人や親戚が近くに住んでいる場合は、何かあったときに確認してもらえるよう相談しておく方法があります。

家族だけで抱え込まず、親の周囲に協力してもらえる人がいるか確認しておくと安心です。

③ 宅配食などを利用する

食事を届けてもらうサービスを利用すれば、食事の負担を減らせるだけでなく、サービスによっては配達時の様子を確認する機会にもなります。

「見守り専用サービスは嫌がるけれど、宅配食なら受け入れてくれそう」

という家庭では、一つの選択肢になります。

④ 見守りサービスを利用する

家族が遠方に住んでいる場合や、頻繁に実家へ行けない場合には、民間の見守りサービスも候補になります。

現在は、

・センサー型
・カメラ型
・緊急通報型
・訪問型
・GPS型
・家電の使用状況を確認するタイプ

など、さまざまな種類があります。

ただし、サービスによって確認できることや、異常があった場合の対応は違います。

そのため、料金だけではなく「何が起きたときに、誰が対応してくれるのか」まで確認することが大切です。

見守りサービスを選ぶ前に考えたいこと

サービスを比較するときは、料金だけで決めないほうがいいでしょう。

まず、親が機械を操作できるかを考えます。

スマートフォンが苦手な親なら、アプリを毎日操作するタイプは負担になる可能性があります。

次に、カメラを嫌がらないかです。

カメラに抵抗がある場合は、センサー型など別の方法があります。

そして、異常が分かった後、誰が動くのかも重要です。

子どもが近くに住んでいるなら、通知を受けて自分で確認できるかもしれません。

遠方に住んでいるなら、通知だけでは対応できないことがあります。

その場合は、現地確認や駆け付けまで含めて考える必要があります。

まだ何も起きていないなら、今すぐ契約しなくてもいい

親が元気で、本人も一人暮らしを続けたいと思っている。

そんな場合は、いきなり大きなサービスを契約する必要はありません。

まずは、

・親と連絡する頻度を決める
・実家に帰ったとき生活の変化を確認する
・近所や親戚とのつながりを確認する
・地域包括支援センターを調べておく
・必要になったときの見守り方法を家族で話しておく

というところから始めてもいいでしょう。

「何かあってから考える」のではなく、「何かあったら誰に連絡するか」だけでも決めておくと安心です。

親の一人暮らしが心配になったら、まずここから

親が一人暮らしをしているからといって、すぐに介護が必要になるわけではありません。

だからこそ、

親の生活で何が心配なのかを確認する

↓

家族で対応できることを考える

↓

必要なら地域包括支援センターに相談する

↓

それでも足りない部分を民間サービスで補う

という順番で考えると整理しやすくなります。

見守りサービスも選択肢の一つですが、それがすべてではありません。

親本人の希望や生活スタイルに合わせて、無理なく続けられる方法を探していくことが大切です。

「親が一人暮らしで心配だけど、何から始めればいいのか分からない」

という段階なら、まずは親と話をすること。

そして、介護や生活について具体的な不安が出てきたら、地域包括支援センターなどに相談することから始めてみましょう。

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