モーニング娘。’25の横山玲奈さんが「メニエール病急性増悪」と診断され、9月末に予定されていた上海・台北公演を欠席することが発表されました。卒業を目前に控えたアイドルの病気公表はファンの間で大きな話題となっています。ここでは、メニエール病の症状や治療法、発症率、さらに有名人の事例も交えて詳しく解説します。
メニエール病とは
メニエール病は、内耳のリンパ液の異常によって起こると考えられている病気で、主に以下の症状が特徴です。
- 回転性のめまい発作(数十分から数時間続く)
- 耳鳴り、難聴、耳の圧迫感
- 吐き気や嘔吐を伴うこともある
- 発作を繰り返すうちに、聴力が徐々に低下することもある
発作が起こると日常生活や仕事に大きな支障を及ぼすことがあり、特にアーティストや芸能人のように不規則な生活を送る人は発症リスクが高まる傾向があります。
発症率
- 日本での推計患者数は人口10万人あたり 30〜50人程度。
- 男女比はやや女性に多く、特に 30〜50代 に多く見られる。
- 軽症で受診しないケースを含めるとさらに多い可能性があります。
死亡リスク
- メニエール病自体は命に直結する病気ではありません。
- ただし、めまい発作中の 転倒や事故 による二次的な危険性があります。高齢者では骨折や合併症につながることもあるため注意が必要です。
治療法と予防
- 薬物療法:めまいや耳の症状を抑える薬が中心。
- 生活改善:規則正しい生活、塩分制限、ストレス管理。
- 外科的治療:重症例では内耳の圧を下げる手術が行われることも。
- 発作時には無理な活動を避け安静を保つことが重要です。
耳鼻科医によると「慢性化することはあるが、正しく治療すれば社会生活は維持可能。自己判断で放置すると難聴が進行する」とのことです。
メニエール病を公表した有名人例
- 浜崎あゆみ:めまいの症状で活動を一時休止。長期ツアーやライブスケジュールに影響。
- KinKi Kids・堂本剛:過去にめまいと難聴の症状を公表、一部の舞台やライブを欠席。
- 森口博子:一時期、めまいで歌手活動を制限していた経験あり。
横山玲奈さんもこの病気による休養を発表したことで、芸能人にとってもメニエール病は身近な問題であることが改めて浮き彫りになりました。
横山玲奈さんの今後
横山さんは今年7月にモーニング娘。’25およびハロー!プロジェクトからの卒業を発表しており、12月5日の横浜アリーナでの卒業公演が最後のステージとなる予定です。今回の休養は海外公演やイベントに影響しますが、卒業公演には影響しない見込みです。ファンにとっては健康回復が第一優先といえるでしょう。
まとめ
メニエール病は命に関わる病気ではありませんが、回転性のめまい・耳鳴り・難聴など、生活の質に大きな影響を与える可能性がある病気です。芸能人の公表例を通じて、多くの人が早期受診や生活習慣の改善の重要性を理解する機会となります。アイドルや芸能人の活動休止や欠席は不安を煽りますが、正しい知識と治療法を知ることで、病気への理解と予防が広がることが期待されます。
コメント