タレントの山瀬まみさん(56)が7日、BAYFM「BAYFM it!!」に復帰し、休養の理由が子宮体がんだったことを初めて公表しました。
さらに手術後に脳梗塞を発症しICUで意識を失っていたことも告白。
番組放送後、SNSでは「足を切断したのでは?」という不安の声も広がっています。
■ 子宮体がんと手術の経緯
山瀬さんは2025年3月ごろから体調不良を理由に番組出演を休止していました。長期の沈黙を破り、約7カ月ぶりに電波に復帰した今回の放送で、自らの闘病を明かしました。
「私、がんだったんです。子宮体がんというがんで、全部取ったんです」
と静かに語り、子宮・卵巣・リンパ節を含む全摘手術を受けたことを報告しました。
医師からは「きれいに取りきれた」との説明があったといいます。
子宮体がんは、子宮の内膜に発生する悪性腫瘍で、閉経前後の女性に多く見られます。肥満、ホルモンバランスの乱れ、遺伝的要因などがリスク要因とされます。
■ 手術後に脳梗塞、意識不明に
手術自体は成功しましたが、麻酔が覚める段階で脳梗塞を発症。集中治療室(ICU)に運ばれ、しばらくの間、意識が戻らなかったといいます。
医師から家族には「言葉が話せないかもしれない」と告げられていたそうです。
しかし、本人の回復力とリハビリの成果で、現在は言語・運動ともに後遺症はなし。
山瀬さんは
「しゃべれるようになったの。リハビリのおかげで麻痺も残らず、食事もできてるの」
と笑顔で語り、元気な声を聞かせました。
■ SNSで広がる「足切断?」の噂とは
番組放送後、X(旧Twitter)などでは「脳梗塞の合併症で足を切断したのでは」といった書き込みも見られました。
しかし、報道各社・本人のコメントのいずれにも切断手術を受けたという記述はなく、事実確認も取れていません。
医学的に、脳梗塞の後遺症で足の麻痺や血流障害が生じることはありますが、切断を伴うケースは極めて稀です。
山瀬さん自身も「歩けている」「話せている」ことを明言しており、現在の生活に支障がない様子がうかがえます。
■ 病状と体調の現在
山瀬さんは抗がん剤治療の必要性には触れず、手術で腫瘍を完全に除去できたことを強調しました。
また、「食べられるようになった」「娘の結婚式以来のモーニングを着た」と冗談交じりに語り、回復ぶりを見せました。
復帰放送では、共演者やリスナーから「おかえり!」の声が相次ぎ、SNS上では「元気な声が聞けて泣いた」「まみさんらしい明るさで安心した」といった反応が広がっています。
■ 子宮体がんの特徴と再発リスク
子宮体がんは、早期発見であれば比較的予後が良いがんとされます。しかし、閉経後の女性では再発率が上昇する傾向があり、定期的な検査と生活習慣の改善が重要とされています。
婦人科医によると、
「子宮体がんはホルモン依存性が高く、閉経後でもエストロゲン過多や肥満がリスクになる。再発防止には体重管理や運動が大切」
との指摘もあります。
■ 「生きてるだけで奇跡」――山瀬まみの言葉
最後に山瀬さんは、番組内でこう締めくくりました。
「死ぬほど怖かったけど、生きててよかった。しゃべれるって幸せだなって思った」
長年お茶の間を明るくしてきた“元気印”の山瀬まみ。命の危機を乗り越え、再びマイクの前に立った姿には、多くの人が勇気をもらいました。
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