【警鐘】ワクチン後も体内に残る“スパイクタンパク”…専門家が語る「長期後遺症との関係性」

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新型コロナウイルスの感染拡大が落ち着きを見せる一方で、ワクチン接種後の“後遺症”に悩む人々の声が、今もなお各地で上がっています。

その原因のひとつとして注目されているのが、「スパイクタンパク」と呼ばれるウイルスの突起構造です。

最新の研究によりますと、このスパイクタンパクが一部の接種者の体内に長期間残る可能性があり、後遺症との関連が指摘されているのです。

ワクチンは「スパイクタンパクの設計図」

ファイザーやモデルナなどのmRNAワクチンは、ウイルスの一部であるスパイクタンパクの設計図を体内に送り込み、それを一時的に生成させて免疫を獲得する仕組みです。

本来であれば、スパイクタンパクは体内で速やかに分解され、数日〜1週間程度で排出されると考えられてきました。

しかし、米国のイェール大学やハーバード大学の研究によって、一部の人では数週間から数ヶ月にわたり血中にスパイクタンパクが残存しているケースが確認されました。

これにより、接種後に見られる倦怠感、ブレインフォグ(頭がぼんやりする感覚)、動悸、めまい、不眠などといった“ワクチン後遺症”との関連が強く疑われているのです。



専門家が指摘する「炎症と自己免疫のリスク」

免疫学の専門家の間では、スパイクタンパクが血管の内皮細胞と結びつきやすく、微小な炎症や血栓を引き起こす可能性があると注目されています。

これが全身の不調や神経系の異常を誘発しているのではないか、という仮説もあるほどです。

さらに、スパイクタンパクが一部の免疫反応を誤作動させてしまい、自己免疫反応を誘導する可能性も指摘されています。

これは、リウマチや自己免疫性の神経障害と似た症状を引き起こすケースもあり、より慎重な分析が必要とされています。

ワクチンの効果は高い一方、「個人差」にも目を向けて

世界保健機関(WHO)やアメリカCDCは、これらの症状について「非常にまれなケース」とし、ワクチンによる感染予防効果の方が圧倒的に重要であるという見解を示しています。

たしかに、世界中で数十億回以上接種されてきた実績から見れば、大多数にとってワクチンは安全とされています。

ただし、「非常にまれな副反応」が現実に起きていることも事実であり、苦しむ人々が“例外”として片付けられてしまう現状には、改善の余地があります。

医療機関での理解不足も深刻

さらに問題なのは、こうした後遺症を訴える人が、医療機関で「気のせい」「精神的な問題」と片づけられてしまうケースが少なくないことです。

日本国内でも、ワクチン後遺症に対応できる専門外来は非常に限られており、診断も治療も未確立というのが現状です。

現在、国内外でワクチン後遺症の原因を探る研究が進められており、スパイクタンパクの残存や、自己免疫の異常反応、炎症性物質(サイトカイン)の分泌異常などが、主な焦点となっています。

「安全」の意味を問い直すとき

医療に100%の安全はありません。

しかし、ワクチンによって体内に生成されたスパイクタンパクが、予期せぬ形で健康に影響を及ぼす可能性があるとすれば、それは科学的に丁寧に解明されるべき問題です。

これからのワクチン行政や医療体制において求められるのは、「大多数にとって安全」だけでなく、「少数の例外にも配慮する医療」です。

スパイクタンパクを巡る研究は、いままさにその「安全の再定義」が問われる重要な局面に差しかかっているのかもしれません。

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