2006年、世界中の女性たちの共感と憧れを一身に集めた映画『プラダを着た悪魔』。
ファッション業界の華やかさと裏側、そして“本当に大切なもの”とは何かを描いたこの作品は、まさに時代の象徴となりました。
そして今、18年の時を経て――続編となる『プラダを着た悪魔2(The Devil Wears Prada 2)』の製作が正式に発表され、世界中で大きな注目を集めています。
今回は、続編のキャスト情報・ストーリーの展望・制作背景・撮影風景の詳細などを交えながら、今作がなぜ「ただの続編ではない」のかを深掘りしてお伝えします。
◆ なぜ今『プラダを着た悪魔2』なのか?その背景にある現代の“変化”
オリジナル作品『プラダを着た悪魔』は、若き女性アンディ(アン・ハサウェイ)が、伝説的ファッション誌「ランウェイ」の編集長ミランダ(メリル・ストリープ)のアシスタントとして奮闘する姿を描いた物語です。
厳しすぎる上司と、それでも必死に食らいつく新人アシスタントという構図は、どの時代にも通じる“社会人の通過儀礼”のような普遍性を持っていました。
では、なぜ今続編が求められているのか?
その理由の一つは、ファッション業界の劇的な変化にあります。
紙媒体の雑誌は衰退し、SNS・インフルエンサーが主導権を握る時代になりました。
ミランダのような“帝王的”編集長像は、現代のデジタル社会にどう適応していくのか? あるいは淘汰されてしまうのか?
この「旧時代 vs 新時代」の構図こそが、続編の大きなテーマになると予想されています。
◆ 続編のストーリーは?ミランダ vs エミリー、そしてアンディは…
現時点で発表されている情報をもとに、物語のあらすじを読み解いてみましょう。
● ミランダ、キャリアの終焉と戦う
続編の主軸は、ミランダ・プリーストリーの“終焉の時”にあります。
オリジナルでは圧倒的なカリスマで業界を支配していた彼女も、現代では「紙の雑誌」という媒体そのものが衰退しています。
広告収入も激減し、「ランウェイ」の存続すら危ぶまれているという設定です。
時代に取り残されそうになるミランダは、打開策として過去の部下=エミリー(エミリー・ブラント)に助けを求めることになります。
● エミリーが“権力側”にまわる
一方、かつてミランダの冷酷な指導に苦しめられたエミリーは、現在では高級ブランドの広告マーケティング部門を任される「業界の資金を握る存在」にまで成長しています。
つまり、今度は“与える側”=権力者として、ミランダに対抗する立場にいるのです。
「かつての上司」と「今のビジネスパートナー」――この微妙な関係性が、続編最大の見どころになるでしょう。
● アンディはどこにいる?
アンディ役のアン・ハサウェイも続投が確定しており、物語に関わる重要な役割を担います。
ただし、アンディが現在どのような立場にいるのか、また誰と一緒にいるのかについては明かされていません。
注目すべき点は、前作で恋人だったネイト(エイドリアン・グレニアー)は続編に登場しないということ。
代わりにアンディの“新たな恋人役”としてパトリック・ブラムールがキャスティングされており、アンディの私生活にも大きな変化があることがうかがえます。
◆ 豪華キャストが再集結!新キャラにも注目
✅ 続投キャスト
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メリル・ストリープ(ミランダ・プリーストリー)
絶対的な存在感は健在。今作でも主人公級の中心人物に。 -
アン・ハサウェイ(アンディ・サックス)
前作の主人公。成長した彼女が再び“ミランダの世界”に戻るのか? -
エミリー・ブラント(エミリー・チャールトン)
ミランダの元アシスタント。今作では業界の資金と影響力を握るキーパーソンに。 -
スタンリー・トゥッチ(ナイジェル)
ランウェイのファッションディレクター。今作でも冷静な参謀役として活躍か。
🆕 新キャスト(一部)
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ケネス・ブラナー:ミランダの新しい夫役
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パトリック・ブラムール:アンディの新恋人役
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シモーネ・アシュリー、ルーシー・リュー、ポーリン・シャラメ:若手・国際色豊かな新登場人物として話題
◆ 撮影は既にスタート!ニューヨークの街に再び“ランウェイ”が帰ってきた
2025年6月末からニューヨークで撮影が始まっており、目撃情報も多数寄せられています。
ミランダやアンディが街を歩く姿が撮影され、彼女たちの衣装や小物がファンの間で“早くもトレンド予想”として拡散されるほどの注目ぶりです。
中でも話題になっているのは、アン・ハサウェイ演じるアンディが持っていたコーチのヴィンテージメッセンジャーバッグ。
実際の販売サイトでも「売り切れ続出」となっており、ファッションと映画の融合は健在だと言えるでしょう。
◆ まとめ:これは“ノスタルジー”ではない、新しい物語である
『プラダを着た悪魔2』は単なる懐古的な続編ではありません。
それぞれの登場人物が年月を経てどのように“進化”したのかを描きつつ、現代の社会・ビジネス・ジェンダー感覚を織り交ぜたまったく新しい物語として期待されています。
特に注目すべきは、「かつて部下だったエミリーが、今や業界の鍵を握る存在としてミランダと対立する」という構図。
支配される側だった女性が、支配する側に回る瞬間――その緊張感こそが、続編を現代的かつスリリングな作品へと押し上げることでしょう。
📝 公開予定・詳細まとめ
項目 | 内容 |
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タイトル | The Devil Wears Prada 2(仮題) |
公開日 | 2026年5月1日(全米) |
撮影地 | ニューヨークを中心に進行中 |
監督 | 原作チームが再結集(詳細は調整中) |
キャスト | アン・ハサウェイ、メリル・ストリープ、エミリー・ブラント他 |
ストーリー | ミランダ vs エミリーの再会と業界を巡る攻防 |
日本公開 | 未定(2026年内見込み) |
続報が入り次第、カカニュースでも随時お届けしてまいります。
あの“悪魔”が、どんな形で帰ってくるのか。時代が変わっても、ファッションは、人生を変える力を持っている――。
続編のミランダ・プリーストリーが放つ、次なる名言にも期待が高まります。
引用:20世紀スタジオ公式
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