JR東海は12月16日、2025年度の年末年始期間(12月26日〜1月4日)における予約状況を発表しました。新幹線の予約席数は前年比4%増の252万席に達しており、好調な利用状況に合わせて運行本数も増強されています。
■ 1. 東海道新幹線:下りは27日、上りは3日がピーク
新幹線は例年通り、非常に高い混雑が予想されます。
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下り(東京発)ピーク: 12月27日(土)
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上り(東京行)ピーク: 1月3日(土)
- 【超重要】「のぞみ」は全席指定席:年末年始期間中、「のぞみ」号には自由席がありません。 自由席特急券での飛び乗りはできず、事前に指定席の確保が必要です。※「ひかり」「こだま」には自由席が設定されます。
■ 2. 在来線特急の大変革:提供座席が「24%増」の理由
今回の発表で最も注目すべきは、在来線特急(ひだ・しなの・南紀)の劇的な変化です。
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全席指定席化: 今年度から初めて、年末年始期間の「ひだ」「しなの」「南紀」が全席指定で運行されます。
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座席数24%の大幅増: これまで自由席だった車両もすべて予約可能になったため、予約できる座席数が前年比24%増の29万席となりました。
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予約状況: JR東海によると、名古屋駅発着の在来線特急については、まだ「余裕がある」とのこと。新幹線に比べて予約が取りやすい狙い目となっています。
■ 年末年始の利用ガイド(JR東海発表)
| 項目 | 東海道新幹線 | 在来線特急(ひだ・しなの等) |
| 予約数 | 252万席(前年比4%増) | 8万席(前年比5%増) |
| 座席提供数 | 前年比4%増 | 前年比24%増 |
| 運行形態 | のぞみ全席指定 | 全席指定(今年度初) |
| 混雑ピーク | 下り12/27、上り1/3 | 名古屋駅発着は「余裕あり」 |
■ スムーズな移動のためのアドバイス
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「のぞみ」利用者はEX予約をフル活用: 自由席がないため、直前の予定変更はスマートフォンから操作できる「エクスプレス予約」や「スマートEX」が便利です。
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在来線特急も事前予約を: 「駅に行けば自由席に乗れる」というこれまでの習慣が通じません。必ず事前に座席を確保してください。
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ずらし旅の検討: ピーク日(27日・3日)を避けることで、より確実に座席を確保できる見込みです。

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