広島市西区中広町で10月15日夕方、住宅の室内で30代とみられる女性が血を流して倒れているのが見つかり、その後死亡が確認されました。警察は殺人事件として捜査を進めており、犯人は現在も逃走中です。
■ 「妻が血を流して倒れている」通報から発覚
事件が発生したのは15日午後6時30分ごろ。
女性の夫が「妻が血を流して倒れている」と近くの交番に届け出たことで警察が駆けつけました。
現場は住宅の室内で、女性は頭部付近から大量に出血しており、切り傷も確認されたとのことです。搬送先で死亡が確認されました。
捜査関係者によると、室内には血痕のほか“血の足跡”も残されていたといい、犯人が徒歩で逃走した可能性もあります。
■ 夫婦はベトナム国籍か 外国人コミュニティにも波紋
警察によると、女性と夫はいずれも30代でベトナム国籍とみられています。
近年、西区周辺には外国人居住者が増加しており、ベトナム人コミュニティも形成されています。
こうした中での殺人事件に、地域住民からは「まさか身近でこんな事件が起きるなんて」「夜道が怖い」と不安の声が広がっています。
地域の外国人支援団体関係者は「こうした事件があると、コミュニティ全体が偏見の目で見られることを心配している」と話しています。
■ 現場周辺では警戒強化 犯人は逃走中
犯人は現時点で逃走中です。
警察は周辺地域に緊急配備を敷き、住宅街や駅周辺の防犯カメラ映像の解析を進めています。
近隣住民に対しては
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夜間の外出を控える
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戸締まりの徹底
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不審な人物を見かけた場合はすぐに110番通報
を呼びかけています。
周辺は住宅地が多く、小中学校も近いエリアであることから、学校関係者も安全対策を強化しているとのことです。
■ 過去にも同地区で暴行事件 治安への懸念も
中広町周辺では、ここ数年で暴行や傷害事件などが断続的に報告されており、地域住民の間では治安の悪化を懸念する声が高まっていました。
今回のような殺人事件は極めて異例で、警察は周辺住民からの聞き込みを強化するとともに、逃走経路や犯人像の特定を急いでいます。
■ SNSでは「怖すぎる」「外に出られない」の声
事件の速報が流れると、SNSでは「西区の殺人事件怖すぎる」「近くに住んでるから不安」「早く捕まってほしい」といった声が次々と投稿されました。
現場周辺ではパトカーや鑑識車両が多数出入りしており、夜になっても緊張感が続いています。
📝 まとめ
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10月15日夕方、広島市西区で30代女性が頭部から出血して死亡
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室内には血の足跡、切り傷もあり殺人事件として捜査中
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犯人は逃走中で周辺地域に警戒が強化
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地域住民や外国人コミュニティに不安が広がっている
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