楽天証券のMT4(メタトレーダー4)を使っているユーザーにとって、うれしいお知らせが届きました。
2026年5月11日、楽天証券は「MT4のログイン機能に関する仕様変更について(5/25~)」を発表。2026年2月28日に実施されたセキュリティ強化により、ログインのたびにワンタイムパスワード発行が必要になるなど、利便性が大きく低下していましたが、今回の変更で一部改善されることになります。
特に、自動売買(EA)ユーザーや複数端末で管理しているトレーダーにとっては、かなり重要なアップデートです。
今回は、これまで何が不便だったのか、そして5月25日から何が変わるのかをわかりやすく整理します。
そもそも2月28日の仕様変更で何が起こっていた?
楽天証券は2026年2月28日、MT4のセキュリティ強化を目的としてログイン方法を変更しました。
従来は、MT4に一度ログインしておけば、PCやVPS上で自動ログイン状態を維持できる仕様でした。これはMT4の大きなメリットでもあり、自動売買(EA)利用者にとってはほぼ前提となる運用方法です。
しかし、2月28日以降は以下の流れが必須になりました。
- 楽天FX-WEBへログイン
- MT4用ワンタイムパスワードを発行
- 発行から2分以内にMT4へログイン
さらに厳しかったのが、自動ログイン機能の廃止です。
これにより、
- PC再起動
- Windowsアップデート
- VPS再起動
- 回線の瞬断
- アプリの再起動
などが起こるたびに、再度ワンタイムパスワードを取得しなければならなくなりました。
つまり、MT4なのに「放置運用」がかなり難しくなってしまったのです。
ユーザーからどんな不満が出ていた?
楽天証券は「多くのお客様より、自動売買(EA)の運用環境やPCアプリ版・スマホアプリ版の利便性に関するご意見・ご要望を頂戴」と示しています。
かなりやんわりした表現ですが、実際には次のような不満が多かったと考えられます。
1. EA(自動売買)が止まってしまう
最も深刻だったのがこれです。
EAはMT4がログイン状態で動作することが前提です。しかし自動ログインがなくなったことで、何らかの理由でログアウトすると再接続できません。
例えば、
- 深夜にWindows Updateで再起動
- VPSのメンテナンス
- 一時的な通信切断
こうした出来事だけでEAが停止してしまいます。
しかも再ログインには手動でワンタイムパスワード発行が必要なので、完全放置ができません。
これでは「自動売買」のはずが、実質かなり手動管理寄りになっていました。
2. 毎回ワンタイムパスワード発行が面倒すぎる
裁量トレーダーからも不満は多かったようです。
MT4を起動するたびに、
- 楽天証券へログイン
- ワンタイムパスワード取得
- 2分以内に入力
という作業が必要。
しかも2分制限があるため、少し手間取るだけで期限切れになることもあります。
特にスマホ版MT4では、
- アプリ再起動
- OSアップデート
- ログアウト状態からの復帰
などで再認証が必要になる場面が多く、「かなり面倒」という声が増えていたとみられます。
3. 複数端末ユーザーにはかなり厳しかった
MT4ユーザーは複数端末で管理する人も多いです。
例えば、
- 自宅PC
- ノートPC
- VPS
- スマホ
など。
しかし新仕様では、複数端末で使う場合も2分以内にログイン処理が必要になるケースがありました。
複数環境で監視している人にとってはかなりストレスだったはずです。
5月25日から何が変わる?
ここが一番重要です。
楽天証券は5月25日から、自動ログイン機能を一部復活させます。
変更内容は以下の通りです。
自動ログイン機能が復活
2026年5月25日以降は、
2分以内にログインに成功した端末については、その週の土曜日日中まで自動ログイン状態を維持
できるようになります。
つまり、一度認証に成功すれば、その後は毎回ワンタイムパスワードを発行しなくても済む可能性が高くなります。
これまでのように、
- PC再起動
- MT4再起動
- アプリ再起動
のたびに都度認証する必要があった状況から、大きく改善される見込みです。
ただし完全撤廃ではない
注意点もあります。
今回の変更は「完全に元通り」ではありません。
あくまで、
- 初回ログイン時は従来通り認証必要
- 一定期間ごとに再認証あり
という仕様です。
楽天証券の案内では、その週の土曜日の日中までを目安としています。
つまり、週に1回程度は再認証が必要になる可能性があります。
とはいえ、毎回認証よりはかなり楽です。
どんな人が一番恩恵を受ける?
今回の改善で特に助かりそうなのは次の人です。
EA(自動売買)利用者
もっとも恩恵が大きいのはEA勢でしょう。
週内で自動ログイン維持できるなら、
- VPS運用
- 常時稼働
- 自動売買継続
がかなり現実的になります。
完全放置ではないものの、「再起動したら終了」という状態からは大きく前進です。
裁量トレーダー
毎回のワンタイム発行が面倒だった人にも朗報です。
これまで、
- ちょっとMT4開きたいだけ
- 相場確認したいだけ
でも認証が必要でした。
5月25日以降は、この煩雑さがかなり減ると期待されています。
スマホ利用者
スマホ版MT4も改善期待があります。
アプリは再ログイン頻度が高いため、都度OTP取得はかなり面倒でした。
週内維持なら日常利用のストレスも減りそうです。
今回の変更は“ユーザーの声”が反映された?
かなりその可能性は高いです。
証券会社は通常、一度導入したセキュリティ仕様を短期間で戻すことはあまりありません。
それでも約2か月半で仕様調整が入ったのは、それだけ多くのフィードバックが集まったからだと考えられます。
やはり、
- EAが止まる
- 毎回OTPが面倒
- MT4の利便性が落ちた
といった声がかなり多かったのでしょう。
5月25日以降に期待したいこと
今回の変更で、少なくとも「毎回ワンタイム地獄」はかなり緩和されそうです。
もちろんセキュリティ強化自体は重要です。不正アクセス対策として追加認証は理解できます。
ただ、MT4はそもそも
- 常時接続
- 自動売買
- 安定運用
が強みのプラットフォーム。
そのため、利便性とのバランスが非常に重要です。
5月25日からの新仕様は、その落としどころを探った結果とも言えそうです。
まとめ
楽天証券MT4は、2026年2月28日のセキュリティ強化でログインの手間が大幅に増え、多くのユーザーが不便さを感じていました。
しかし5月25日からは、
- 自動ログイン機能復活
- 一度認証すれば週内はログイン維持可能
となる予定です。
完全に以前と同じではないものの、
- EA運用
- 裁量トレード
- スマホ利用
いずれにとってもかなり使いやすくなる期待があります。
楽天MT4ユーザーにとっては、5月25日はかなり注目の日になりそうです。
「やっと少し戻るか…」と感じている人も多いのではないでしょうか。

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