以前は普通に買い物へ行っていた親が、最近あまり外に出なくなった。
「重い荷物を持つのが大変になった」
「スーパーまで歩いていくのがつらい」
「車の運転もそろそろ心配」
そんな変化が出てくると、子どもの立場としても気になります。
特に困るのが食事です。
買い物に行けないということは、食材を用意することも難しくなっている可能性があります。
だからといって、子どもが毎日のように買い物へ行くのも簡単ではありません。
仕事や家庭があれば、親のために毎日通うのは負担になります。
では、親が一人で買い物に行くのが難しくなったら、どうすればいいのでしょうか。
この記事では、家族ができることから、宅配サービスを利用する方法まで、親の買い物をどう支えていけばいいのか整理します。
まず確認したいのは「買い物に行けない理由」
親が買い物に行かなくなったからといって、すぐに宅配サービスを探す必要はありません。
まず、なぜ買い物に行けなくなったのかを確認してみましょう。
例えば、
- 長い距離を歩くのがつらい
- 重い荷物を持てない
- 自転車に乗るのが危なくなった
- 車の運転が不安になった
- 店の中を歩くことに疲れる
- 買い物そのものを面倒に感じる
- 物忘れが増えて買うものを忘れてしまう
- 病気やけがをして外出できない
など、理由はいろいろあります。
単純に「買い物が面倒になった」だけなら、宅配を利用することで解決できるかもしれません。
一方で、以前は普通に歩いていたのに急に外出しなくなったのであれば、身体の変化が隠れていないかも確認したいところです。
親の買い物が大変になったら、選択肢は5つ
親が一人で買い物をすることが難しくなった場合、大きく分けると次のような方法があります。
① 家族が買い物をする
一番分かりやすい方法です。
親から必要なものを聞いて、子どもがスーパーなどで購入して届けます。
親の家が近ければ、この方法でも十分対応できるかもしれません。
ただし、毎週、毎日のように通うことになると、家族側の負担も大きくなります。
最初は問題なくても、仕事が忙しくなったり、親の必要なものが増えたりすると続けるのが難しくなることがあります。
② 親の代わりにネットで注文する
親がスマートフォンやパソコンを使えるのであれば、ネットスーパーなどを利用する方法もあります。
家から出なくても食品や日用品を注文できるため、買い物に行く負担を減らせます。
ただし、ネット注文そのものが難しい親もいます。
その場合は、子どもが注文を手伝う方法もあります。
③ 生協などの宅配を利用する
「毎回ネットで注文するのは難しいけれど、定期的に食品を届けてもらいたい」という場合は、生協の宅配も選択肢になります。
食品だけでなく、日用品なども扱っているため、スーパーへ行く回数そのものを減らせる場合があります。
高齢者の買い物を支えるサービスとして、宅配を利用する方法は以前から行われています。
コープデリでも、高齢者など買い物が難しい人に向けた宅配や食事に関するサービスを展開しています。
④ 宅配食を利用する
「買い物」だけでなく「料理」まで大変になっている場合は、宅配食も考えてみましょう。
食材を届けてもらっても、料理をする必要があります。
親が、「買い物はできないけど料理はできる」のであれば食品宅配。
「買い物も料理も難しい」のであれば、弁当や食事を届けてもらう宅配食。
というように、親の状態に合わせて考えると分かりやすくなります。
以前の記事で紹介したような宅配食も、この段階では選択肢の一つになります。
⑤ 地域の支援を調べる
家族や民間サービスだけでなく、住んでいる地域の支援を確認する方法もあります。
自治体によっては、高齢者の買い物や外出を支える取り組みが行われている場合があります。
地域包括支援センターなどに相談すると、利用できる地域のサービスについて教えてもらえることがあります。
親の生活を支える方法は、必ずしも「家族が全部やる」か「有料サービスを契約する」かの二択ではありません。
コープデリは親の買い物対策として使える?
食品や日用品を定期的に届けてもらいたいなら、コープデリのような生協宅配も候補になります。
コープデリでは、食品を中心に日用品なども取り扱っており、宅配で自宅まで届けてもらえるサービスがあります。
親がスーパーまで行く必要がなくなるため、「買い物に行くのが大変になってきた」という段階では検討しやすい方法です。
また、コープデリでは毎日の食事を支える「デイリーコープ」のサービスもあり、ミールキットや弁当などを扱っています。
親が一人暮らしをしていて、「買い物は大変だけど、まだ自分で料理はできる」という場合と、
「料理そのものが負担になってきた」という場合で、選ぶサービスを考えられるのもポイントです。
ただし、利用できるサービスや配達条件などは地域によって異なるため、申し込み前に親の住んでいる地域で利用できるか確認しましょう。
親が宅配を嫌がる場合はどうする?
ここも意外と大事です。
子どもからすると、「買い物が大変なら宅配を頼めばいいじゃん」と思ってしまいます。
でも、親からすると、「まだ自分で買い物くらいできる」「人に頼るほどではない」と感じているかもしれません。
いきなり、「もう買い物に行けないんだから宅配にしなよ」と言ってしまうと、反発されることもあります。
そんなときは、「毎回買い物に行くの大変じゃない?」「重いものだけ届けてもらうのはどう?」くらいから話してみるのも一つです。
全部を宅配に変える必要はありません。
米や水、トイレットペーパーなどの重いものだけ宅配にして、野菜や日用品は今まで通り買いに行く方法もあります。
買い物に行けなくなったことより、生活全体を見る
親の買い物が難しくなったときに注意したいのは、買い物だけを見て終わらせないことです。
例えば、「最近スーパーに行かなくなった」と思っていたら、実は歩くこと自体がつらくなっていた。
あるいは、「料理をしなくなった」と思ったら、台所に立っている時間が長く感じるようになっていた。
ということもあります。
買い物は、親の生活の変化が見えるポイントの一つです。
以前できていたことが少しずつ難しくなっているのであれば、
- 掃除
- 洗濯
- 通院
- 薬の管理
- お風呂
- ゴミ出し
- お金の管理
なども、一度確認してみましょう。
一つだけ困っているのではなく、いくつかのことが同時に難しくなっているなら、家族だけで抱え込まず、地域包括支援センターなどに相談することも考えます。
子どもが毎回買い物に行かなくてもいい
親の買い物が心配になると、「自分が買って届ければいい」と考える人もいるでしょう。
もちろん、それで対応できるなら問題ありません。
ただ、親の生活を長く支えていくことを考えると、家族だけに頼る方法がいつまでも続くとは限りません。
仕事が忙しくなったり、子どもの家庭の事情が変わったりすれば、毎週の買い物が難しくなることもあります。
だからこそ、親がまだ元気なうちから、
「家族ができること」と「外に頼めること」を分けておく
ことも大切です。
買い物を宅配に変えるだけでも、家族が親の家へ通う回数を減らせる場合があります。
その分、実際に会ったときは買い物ではなく、親との時間に使うこともできます。
親が買い物に行けなくなったら、まず何をする?
親が一人で買い物に行くことが難しくなったら、まず確認したいのは、
「なぜ買い物に行けなくなったのか」
です。
単純に重いものを持つのが大変なら、食品宅配などを使うだけで解決するかもしれません。
料理まで難しくなっているなら、宅配食を検討する方法があります。
外出そのものが難しくなっているのであれば、地域の支援や介護サービスについて相談したほうがいい場合もあります。
そして何より、親の買い物をすべて家族が背負う必要はありません。
家族ができること、宅配で済ませること、地域に相談すること。
それぞれを組み合わせて、親ができるだけ無理なく暮らせる方法を探していきましょう。



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