親の見守りサービスは必要?4タイプの選び方を解説!

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親の暮らし

「親が一人暮らしをしていて心配だけど、毎日電話するのは難しい」

そんなときに候補になるのが、見守りサービスです。

とはいえ、見守りサービスといっても、月額1,000円台のものから5,000円を超えるものまであり、電話、訪問、センサー、GPS、カメラなど仕組みもバラバラです。「結局、うちの親にはどれが合うの?」となりますよね。

そこで大切なのは、高いサービスを選ぶことではなく、親の生活に合った見守り方を選ぶことです。

例えば、親が普通に生活できていて「何となく元気か知りたい」だけなら、カメラや駆けつけまで必要ないかもしれません。一方で、転倒や認知機能の変化、外出時の行方不明などが心配なら、必要な機能は変わってきます。

この記事では、見守りサービスの種類と料金を比較しながら、どんな親にどのタイプが向いているのかを整理します。

見守りサービスは「何を知りたいか」で選ぶ

まず考えてほしいのが、「親の何が心配なのか」です。

「朝起きているか知りたい」のか、「外出して帰ってきたか知りたい」のか、「転倒したときに助けを呼べるようにしたい」のか。

ここが違えば、選ぶサービスも変わります。

例えば、一人暮らしの親が普段どおり生活しているものの、遠方に住んでいるため様子が分からないというケースなら、センサー型の見守りサービスが候補になります。

逆に、外出が多く、道に迷うことが心配ならGPS型のほうが向いています。

「見守り」と一言でまとめてしまうと分かりにくいのですが、実際にはかなり違うんです。

高齢の親向け見守りサービスにはどんな種類がある?

代表的なのは次の4タイプです。

センサー型

人の動きやドアの開閉などをセンサーで確認するタイプです。

カメラのように生活を映すわけではないため、親が「監視されているみたいで嫌だ」と感じにくいのがメリットです。

例えば「見守りプラス認知のアイシル」は、人感・照度・温度などのセンサーを使い、24時間365日の見守りに対応しています。さらに、「おはよう」「お薬」「ご飯」などのボタン操作を記録し、日々の生活リズムを確認できる仕組みになっています。

電話・訪問型

定期的に電話をかけたり、スタッフが自宅を訪問したりするタイプです。

機械が苦手な親でも利用しやすいのがメリットです。

「毎日電話するのは難しいけれど、週に1回は誰かに様子を見てもらいたい」という家庭には候補になります。

GPS型

専用端末を持ってもらい、位置情報を確認するタイプです。

外出する親や、認知症による行方不明が心配な場合に向いています。

ただし、家の中で生活している親の安否確認だけが目的なら、GPSを持たせる必要はないかもしれません。

カメラ型

自宅にカメラを設置して、スマートフォンなどから様子を見るタイプです。

映像で確認できるので分かりやすい反面、親が「監視されている」と感じる可能性があります。

ここは本人の性格もかなり重要です。

見守りサービスの料金を比較すると?

現在確認できる代表的なサービスを比べると、かなり違いがあります。

サービス タイプ 初期費用の例 月額の例 向いている人
アイシル センサー 21,780円 2,178円 日々の生活変化を確認したい
象印 みまもりほっとライン 電気ポット 5,500円 3,300円 ポットを毎日使う親
ALSOK みまもりサポート 緊急通報・見守り 13,365円~ 2,838円~ 緊急時の対応も考えたい
セコム 親の見守りプラン 見守り・防犯・火災など プランによる 5,610円~ 見守り以外もまとめて備えたい
自治体の見守り制度 センサー・訪問など 自治体による 無料~自己負担 まず公的支援を確認したい

アイシルの単体モデルは初期21,780円、月額2,178円。インターネット環境がない家庭向けには、モバイルルータセットが初期39,380円、月額3,278円で用意されています。レンタルもあり、単体モデルなら初期13,200円、月額3,520円です。

一方、ALSOKの「みまもりサポート」はレンタルで初期13,365円、月額2,838円、ゼロスタートなら初期費用0円で月額3,069円という料金設定があります。

セコムにも複数の見守りサービスがあり、屋内の安否確認だけでなく、防犯や火災、位置検索など目的に応じて選べます。

価格だけを見ると安いサービスを選びたくなりますが、「何をしてくれるサービスなのか」まで確認することが重要です。

生活の変化を見守りたいなら「アイシル」は候補になる

今回、特に紹介したいのが「見守りプラス認知のアイシル」です。

理由は、単に「家にいるかどうか」を確認するだけではなく、日々の生活リズムを記録できるからです。

例えば、親が毎朝「おはようボタン」を押し、薬を飲んだときに「お薬ボタン」、食事をしたときに「ご飯ボタン」を押すことで、その情報がクラウドに記録されます。

家族はスマートフォンやパソコンからデータを確認でき、現在の生活状況と3か月前、半年後、1年前などのデータを比較することもできます。

「最近、電話しても元気そうだけど、本当に普段どおり生活できているのかな」

という距離のある家族には、この「変化を確認できる」という部分が使いやすいところです。

さらに、服薬の声かけ、食事の記録、室温が高くなった場合の冷房を促す音声などにも対応しています。

ただし、ここは大事なので書いておきます。

アイシルは医師が認知症を診断する機械ではありません。

公式にも、認知機能低下の早期の「気づき」を支援するシステムとされています。認知症の診断や治療に代わるものではありません。

アイシルはどんな親に向いている?

個人的には、次のような家庭なら検討しやすいと思います。

  • 親が一人暮らしをしている
  • 子どもが遠方に住んでいる
  • 毎日の電話は難しい
  • カメラで監視するのは親が嫌がる
  • 食事や服薬の忘れが気になってきた
  • 最近、以前と生活パターンが変わってきた
  • できるだけ親の生活を邪魔せず見守りたい

逆に、

「転倒したらすぐ誰かに来てほしい」

「外出した親の位置を確認したい」

という場合は、アイシルだけでは目的に合わない可能性があります。

アイシルには警備員の駆けつけサービスが付いているわけではないため、緊急時に誰が親のところへ行くのかは、家族側でも考えておく必要があります。

こんな場合は、別の見守りサービスが向いている

見守りサービスは、アイシルだけではありません。

例えば「緊急時の駆けつけ」を重視するなら、ALSOKやセコムなどの警備会社系サービスが候補になります。

「親が毎日使うものから自然に確認したい」なら、象印の「みまもりほっとライン」のような家電型もあります。

「外出したときの位置情報が心配」なら、GPS型を検討したほうがいいでしょう。

つまり、

生活の変化 → センサー型
緊急時 → 警備会社型
外出・位置情報 → GPS型
電話や人とのつながり → 電話・訪問型

と考えると、かなり選びやすくなります。

見守りサービスのデメリットも知っておこう

見守りサービスを導入すれば、親の安全が100%保証されるわけではありません。

例えばセンサー型の場合、異常を知らせても、そこから実際に親のところへ行ける人が必要です。

また、親が機器を使わなくなったり、生活パターンが変わったりすれば、通知だけでは判断しにくいケースもあります。

そして何より、親本人が嫌がる場合があります。

「勝手にそんなものを付けないで」

と言われてしまったら、機械を導入すること自体が親子関係のストレスになるかもしれません。

その場合は、最初から「見守りサービスを入れるよ」と決めるのではなく、

「毎日電話するのは難しいから、何か変化が分かる方法を試してみない?」

くらいから話してみるのも一つです。

いきなり契約する前に確認したい5つ

申し込む前には、最低でも次を確認してください。

  1. 親がそのサービスを受け入れられるか
  2. Wi-Fiなどの通信環境が必要か
  3. 異常があったとき誰に通知されるか
  4. 通知を受けた後、誰が親のところへ行くか
  5. 初期費用・月額料金・解約条件はいくらか

特に4番は忘れがちです。

「異常が分かる」ことと、「異常が起きたときに助けてもらえる」ことは別だからです。

ここを決めずにサービスだけ契約してしまうと、「通知が来たけど、今すぐ実家に行けない」という状況になってしまいます。

見守りサービスは「安心を買う」というより「変化に気づく仕組み」

親の見守りサービスを探していると、「これさえあれば安心」という商品を探したくなります。

でも、実際にはそういうものではありません。

見守りサービスは、親の生活を家族が全部管理するためのものではなく、離れていても「いつもと違うかもしれない」と気づくための仕組みとして考えたほうがいいでしょう。

特に親がまだ元気で、一人暮らしを続けたいと思っているなら、毎日電話をかけたり、突然訪問したりするより、親の生活を邪魔しない方法が合うこともあります。

アイシルなら、センサーによる24時間365日の見守りに加えて、生活リズムや服薬・食事などの情報を確認できます。単体モデルは月額2,178円ですが、初期費用21,780円が必要です。通信環境がない家庭には月額3,278円のモバイルルータセットもあります。

ただ、緊急時の駆けつけが最優先なら、ALSOKやセコムなど別のサービスを比較したほうがいいでしょう。

親の見守りは、早めに考えておいて損はない

親がまだ元気なら、

「見守りサービスなんてまだ早い」

と思うかもしれません。

実際、今すぐ必要ではない家庭もあります。

ただ、転倒したり、物忘れが急に増えたり、体調を崩したりしてから慌てて探すより、元気なうちに「こんなサービスがある」と知っておくだけでも違います。

まずは親に、

「最近ちょっと心配だから、こういうものがあるみたいだよ」

と話してみる。

嫌がるなら、無理に決めない。

必要になったときにすぐ比較できるよう、料金やサービス内容だけ確認しておく。

そのくらいでも十分です。

親のことが心配だからといって、子どもが毎日電話をして、毎週実家に通って、全部自分で確認し続ける必要はありません。

親の生活を尊重しながら、家族の負担も減らす。

そのための選択肢の一つとして、見守りサービスを考えてみてください。

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