【大谷翔平にデッドボールで大荒れ】ドジャース監督が猛抗議→退場の波紋！パドレス戦で何が起きた？

2025年6月18日（現地時間）、アメリカ・カリフォルニア州で行われたロサンゼルス・ドジャース対サンディエゴ・パドレスの試合で、大谷翔平選手が相手投手からデッドボールを受ける場面が発生しました。

試合は序盤から緊迫した展開となっていましたが、4回表の打席で、大谷選手の右腕付近に速球が直撃。

大谷選手は表情をしかめながらも冷静に一塁へ向かい、大きなアピールをする様子は見られませんでした。

しかし、これに敏感に反応したのがドジャースのベンチでした。

突然の死球に対して、選手たちは一斉に立ち上がり、場内もざわつき始めます。両軍ベンチに警告（warnings）が発令され、球場内は一時騒然とした空気に包まれました。

■ パドレスの主力にも死球、事態はさらに悪化

その後、5回裏には今度はパドレスのスター選手、フェルナンド・タティスJr.にも死球が与えられました。

これにより、両軍に緊張が走り、審判団は改めて両チームに対して「これ以上の危険行為には退場処分もありうる」との警告を出しました。

ドジャース側にとっては、大谷選手への死球が故意だったとすれば、その後の報復と受け取られても仕方ない状況に映ったかもしれません。

ですが、明確な意図の証拠はないまま、両チームともに不穏な空気の中で試合が進行していきます。

この流れに対して、最も強く反応したのがドジャースのデーブ・ロバーツ監督でした。

審判団がパドレス側の投手に対して特別な処置を行わず、単なる警告にとどめたことに対し、「なぜ最初の死球の時点で投手を退場にしなかったのか」「報復を受ける側の選手が損をする判定だ」と猛抗議。

ロバーツ監督は、審判と数分にわたって激しい口論を交わし、その結果、自身が退場処分を受ける事態となりました。

これにより、場内の観客からはブーイングや拍手が入り混じり、さらに緊迫した雰囲気が漂いました。

今回のデッドボールについては、故意かどうかを巡ってSNS上でさまざまな議論が起こっています。

X（旧Twitter）では、

といった声が多数投稿され、#ShoheiOhtani #Roberts退場 #PadresDirtyPlayなどのハッシュタグがトレンド入りしました。

また、一部のMLB解説者の中には「インサイド攻め自体は戦術として存在するが、今回のように2人続けて死球というのは不自然」との見解を示す人もおり、現地アナリストの間でも意見が割れています。

ファンとして気になるのは、大谷翔平選手の身体の状態です。

試合中は交代せず、そのまま出場を続けましたが、死球を受けた右腕付近に違和感を抱えていないかは依然として不明です。

現時点では、チームから「大きな問題はなさそう」とのコメントが出ているものの、詳細な検査結果や本人のコメントはまだ明らかにされていません。

今季のドジャースにとって大谷選手の存在は非常に大きく、仮に軽傷であっても今後の出場やバッティングに影響が出る可能性があるため、数日間は慎重な様子見が続くと思われます。

ドジャースとパドレスは、近年MLBの中でも特にライバル関係が深まっているチーム同士です。

昨シーズンから激しい接戦が続き、両軍の間には小さなトラブルやベンチクリア寸前の事態も見られてきました。

今回の死球騒動も、その延長線上にあるのではないかと指摘するメディアもあります。

とくに、大谷翔平選手のようなスター選手が報復の対象になる可能性があるとなれば、チームもファンも敏感に反応せざるを得ません。

今後、MLB機構が今回の死球および監督退場について正式な声明を出す可能性もあります。

もし「故意ではない」と判断されれば一時的に沈静化するかもしれませんが、「警告が不十分」「審判の対応に問題あり」といった批判が集中すれば、今後の対戦カードにも影響が及ぶでしょう。

また、次回のドジャースとパドレスの対戦では、再び同様の事態が起きる可能性もあるため、警戒が必要です。

今回の一件は、MLBがいかにスター選手を守るか、そして審判団が試合をどうコントロールするかという点でも注目される出来事となりました。

引用：スポニチ