【速報】マダニ感染症で獣医師が死亡──猫から感染の可能性も【SFTSとは?症状・予防・注意点まとめ】

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国内ニュース

2025年6月13日、三重県内の男性獣医師が、マダニが媒介するウイルス性疾患「SFTS(重症熱性血小板減少症候群)」に感染し、死亡したことが明らかになりました。

獣医師がSFTSで命を落とすのは極めて稀なケースであり、SNS上では「ペットから感染するの?」「マダニ怖すぎる…」といった不安の声が広がっています。

本記事では、感染の経緯やSFTSの概要、獣医師の現場のリスク、そして一般家庭でできる予防対策について詳しく解説します。



◆ 感染の経緯:治療した猫から感染か?

亡くなった獣医師は、感染が疑われる野良猫の治療にあたっていたとされ、県は「猫からSFTSウイルスが人へ感染した可能性が高い」と発表しています。

この猫はSFTSに感染していたと見られ、咬傷や体液を介してウイルスが人へ伝播したと推測されています。

実際、獣医師には発熱・血小板減少・呼吸困難といったSFTSの典型的な症状が見られ、数日後に死亡が確認されました。

 

◆ SFTSとは?マダニが媒介する“致死率最大30%”の感染症

SFTS(Severe Fever with Thrombocytopenia Syndrome)は、マダニに刺されることで感染するウイルス性疾患です。

  • 主な症状:高熱、嘔吐、下痢、血小板減少、白血球減少、臓器障害など
  • 潜伏期間:6日〜2週間程度
  • 致死率:6〜30%(高齢者や基礎疾患のある人は重症化リスクが高い)
  • 治療法:現時点で特効薬はなく、対症療法のみ

特に注意が必要なのは、猫や犬などのペットがマダニに刺され、そこから人へ感染するケースです。

屋外で活動する動物を飼っている家庭では、より高いリスクを抱えることになります。

◆ 獣医師・動物看護師の感染リスク

日本獣医師会によると、過去にもSFTSによる感染例は報告されており、感染した犬や猫の治療を通じて獣医師や動物看護師がウイルスに曝露した例が存在します。

今回は特に、亡くなった獣医師がSFTSに感染した猫に直接接触していたことが確認されており、感染防護具(ゴーグル、マスク、手袋等)の着用徹底が改めて求められています。

 

◆ 一般人にも起こりうる「ペット経由」の感染

SFTSは登山者や農作業従事者だけの病気ではありません。特に以下のような人は感染リスクが高まります。

  • 外で自由に活動する犬・猫を飼っている人
  • 庭や草むら、山林などの自然環境に近い場所で活動する人
  • 感染した動物に素手で触れる可能性のある人(ボランティア、保護活動者など)

過去には、SFTSに感染した猫に咬まれた女性が数日後に死亡した事例もあり、ペットと暮らす全ての家庭にとって他人事ではありません。

◆ 今すぐできるマダニ感染症の予防法

  1. ペットにマダニ駆除薬を定期投与(動物病院で相談を)
  2. 草むらや藪に近づかない、虫よけスプレーの活用
  3. 帰宅後は服をよくはたき、シャワーで皮膚を清潔に保つ
  4. 動物に異変があった場合、自己判断せず獣医師に相談
  5. 野良動物との接触を避ける(特に子ども)

また、動物病院やボランティア施設では、感染が疑われる動物の扱いには最大限の注意と防護具の使用が求められています。

◆ SNSの反応:「獣医さんが命をかけていたなんて…」「うちの猫も大丈夫かな」

X(旧Twitter)などのSNSでは、獣医師の死に対して多くの哀悼の声が上がると同時に、SFTSの恐ろしさに驚く声が広がっています。

「まさか猫から感染するなんて思わなかった」

「野良猫の保護、もう少し慎重にならなきゃ」

「獣医さん、本当に尊敬する。命を守ってくれてありがとう」

◆ 最後に:命を守るために、正しい知識と行動を

今回の獣医師の死は、動物と人の距離が近い現代社会において、ウイルスとの新たな向き合い方を私たちに突きつけています。

マダニ感染症は身近に潜んでいます。

だからこそ、過剰な恐怖ではなく正しい知識と予防策を持ち、冷静に向き合うことが大切です。

動物と人、どちらの命も守るために、今一度、マダニ対策を見直してみてください。

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