NHKの人気番組での一幕がSNSで大炎上
2025年6月2日放送のNHK番組『鶴瓶の家族に乾杯』での発言が物議を醸しています。
問題となったのは、司会の笑福亭鶴瓶さん(73)が俳優の鈴木福さん(20)に投げかけた“ある質問”。
このやり取りが「セクハラまがい」「今の時代にそぐわない」としてSNSで炎上しています。
福くんと鶴瓶のやり取りに視聴者が違和感
『鶴瓶の家族に乾杯』は、芸能人が日本各地を訪れ、地元の人々と触れ合う人気の旅番組。
今回の放送回では、20歳を迎えた鈴木福さんが登場し、成人となった心境や今後の目標などについて語るシーンが多数登場しました。
しかし番組中盤、鶴瓶さんが「彼女おるんか?」と尋ねた瞬間、空気が一変。
鈴木福さんは一瞬戸惑いながらも「いません」と笑顔で返答しましたが、その直後の鶴瓶さんの「ほんまにおらんのか?ウソちゃうんか」という“追い質問”が、視聴者の間で問題視されることとなりました。
SNSでは「それ聞くのセクハラでは?」「見てて福くんが気まずそうだった」「なんで鶴瓶さんってああいうこと聞くの?」といったコメントが相次ぎ、「#鶴瓶の家族に乾杯」「#鈴木福」などの関連ワードがトレンド入りする事態に。
SNS上では“昭和的価値観”への批判も
特に若い世代の視聴者からは、「いつまで昭和のノリ引きずってんの?」といった意見も見られ、時代錯誤な質問に対する嫌悪感が噴出。
「結婚=幸せ」「恋人がいない=不自然」といった価値観を押し付ける風潮そのものが時代に合っていないと感じる人も多く、鶴瓶さんの発言を“老害”と切り捨てる声も目立ちました。
また、一部では「本人が答えてるのに、なぜ深掘りするのか」「公共放送であの聞き方は不適切」という冷静な指摘も。
芸能人がテレビ番組で“人間味”を見せることは歓迎される一方で、その線引きが難しくなっている現状を浮き彫りにしています。
鈴木福さんの“神対応”が称賛される一方…

引用:スポニチ
炎上騒動の中で、鈴木福さんの対応に対する称賛も集まっています。
まだ20歳ながら、笑顔で否定しつつも鶴瓶さんのボケに付き合う姿勢を見せたことに、「大人すぎる」「若いのにプロすぎる」「返しが完璧」といった声が寄せられました。
鈴木福さんといえば、子役として『マルモのおきて』でブレイクし、以後も着実に芸能活動を継続。
学業と仕事を両立し、ついには大学進学も果たした“優等生”として知られています。
そのため、今回のような不快な場面でも、場を乱さず対応する姿に「真のプロフェッショナル」として再評価が集まっています。
番組・NHK側からのコメントは今のところなし
本件について、番組制作側であるNHKや関係者からの公式コメントはまだ発表されていません。
一部報道によると、視聴者からの意見・苦情が複数NHKに寄せられているとのこと。
今後、NHKがどのような対応を取るかによっては、番組の方向性にも影響が出る可能性もあります。
特に公共放送であるNHKにおいては、ジェンダー意識や多様性に配慮した番組作りが強く求められており、今回の一件が今後の番組方針に影響を与えるか注目されます。
今回の騒動が示す“価値観ギャップ”
今回の炎上を通じて浮かび上がったのは、世代間・性別間における“価値観のギャップ”です。
かつては「当たり前」とされていた恋愛ネタやプライベートへの詮索も、現代では“個人の尊重”や“ジェンダー平等”の観点から慎重な配慮が求められるようになっています。
特にZ世代・ミレニアル世代にとっては「恋人の有無を問うのはそもそも失礼」という認識が常識になっており、今回のような出来事に強い違和感を抱くのも当然といえるでしょう。
さいごに
芸能界における発言ややり取りも、今や“放送された瞬間にSNSで審査される”時代。
ベテランタレントや制作陣がいかに時代の感覚に寄り添えるかが、今後ますます重要になってくると考えられます。
鈴木福さんのように若手でも柔軟に対応できるタレントがいる一方で、今なお昭和的なノリが抜けない業界の構造も問題視され始めています。
番組のファンであるからこそ、より良い内容を届けるために必要なのは、「見ている人の価値観のアップデート」に対する敏感さなのかもしれません。
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