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【X投稿】銀行の“おすすめ投信”で100万円を7年運用した結果…「90万円になって返ってきた」投稿が大反響 なぜこうなる?

銀行員に勧められて購入した100万円の投資信託が、7年間の運用を経て 90万円になって返ってきた――そんな投稿がXで話題になっています。投稿者は「しっかり運用してもらい、本日無事90万円になって返ってきました」とユーモアを交えて報告し、多くの共感やツッコミが寄せられています。

この“銀行投信あるある”は、なぜこんなに反響を呼ぶのでしょうか。背景と理由をまとめてみました。



◆ なぜ「しっかり減る」のか?銀行投信の構造

銀行が店頭で販売する投資信託は、近年“元本割れ”で話題になることが増えています。理由としては以下の点が挙げられます。

● 販売手数料が高い商品が多い

購入時に3%前後の販売手数料がかかるものもあり、買った瞬間に実質97万円スタートになるケースがあります。

● 信託報酬も高め

毎年1〜2%ほどの手数料が引かれ、長期になるほど負担が大きくなります。今回の投稿のように7年続けると、手数料だけでかなりの差が生まれます。

● 長期投資に向かない仕組みの商品が多い

毎月分配型など、資産を取り崩して分配金を出すタイプは、長期運用で基準価額が下がりやすいと言われています。

SNSでは
「銀行のおすすめは“銀行にとって”おすすめ」
「しっかり運用して、しっかり減るの草」
「90万円返ってきただけ優しい」
といった反応が広がり、多くのユーザーが同じ経験を語っています。


◆ 「銀行の窓口=安全」はもう古い?背景にある構造問題

銀行の窓口での金融商品販売は、従来“安心感”が強いものでした。しかし実態としては、ノルマ達成のために手数料の高い商品を販売せざるを得ないケースもあり、利用者と銀行側の利害が必ずしも一致しない状況があります。

投稿がバズった理由は、
多くの人が似た経験をしている「身近なあるある」
であり、なおかつ
銀行への不信感をユーモラスに表した巧さ
にあると言えそうです。


◆ 同じ失敗を避けるには?

今回の投稿はユーモア混じりですが、実際に資産形成で損をする人が多いことも事実です。以下のような対策が参考になります。


◆ 「100万円が90万円」投稿が投げかけたもの

今回の投稿は、単なる“銀行投信あるある”ではなく、
日本の金融リテラシーと、銀行窓口販売の課題
を象徴しているとも言えます。

7年間預けて10万円目減りして帰ってきたという事実はショックですが、SNSで大きな反響を呼んだことで、
「銀行にすすめられたから」ではない賢い投資選び
を考えるきっかけにもなっているようです。

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