2025年6月25日、株式会社TOKIOが公式サイトを通じて、グループ「TOKIO」の解散を発表しました。
1994年のCDデビュー以来、音楽・バラエティ・復興支援など、幅広いジャンルで活躍してきたグループが、結成から31年目にして活動を終えることとなり、ファンのみならず業界全体に大きな衝撃が広がっています。
■ 国分太一さんの“コンプライアンス違反”が引き金に
今回の解散発表は、国分太一さん(50)の重大なコンプライアンス違反に端を発しています。
6月20日、株式会社TOKIOは「国分太一は無期限の活動休止とする」と発表。
その詳細は現在も公表されていませんが、かなり深刻な内容とみられ、テレビ各局でも相次いで出演見送りや降板が決定されました。
その中でも、長年にわたりレギュラー出演していた『ザ!鉄腕!DASH!!』(日本テレビ系)からの降板は、象徴的な動きでした。
国分さんが関わっていた多数の企画に影響が出ることが予想され、番組内外に動揺が走っていました。
■ 株式会社TOKIOが「グループとしての活動を終了」と発表
6月25日、株式会社TOKIOの公式サイトに掲載された声明文では、以下のように述べられていました。
「この度、TOKIOはグループとしての活動を終了し、解散することとなりました。ファンの皆様、そしてこれまでお世話になったすべての関係者の皆様に、心より感謝申し上げます。」
声明では具体的な解散の日時は明言されていませんが、事実上、6月25日をもってグループとしての活動を終えたことになります。
3人体制となってからも、音楽活動よりも地域貢献やテレビ番組を軸に活動を継続してきたTOKIO。
特に福島県への復興支援を継続してきた姿勢には、多くの称賛と感謝の声が集まっていました。
■ 山口達也さん、長瀬智也さん脱退後の苦しい道のり
TOKIOはもともと5人組として活動しており、1990年代後半から2000年代にかけてはジャニーズの中でも異色の「バンド系グループ」として独自のポジションを築いていました。
しかし、2018年には元メンバー・山口達也さんが不祥事を起こし脱退。
さらに2021年には長瀬智也さんも芸能界を引退し、グループは城島茂さん(53)、松岡昌宏さん(47)、国分太一さん(50)の3人となっていました。
この3人で「株式会社TOKIO」を設立し、タレント活動とともに地方創生やプロジェクトマネジメントに力を入れるなど、新しい形の“グループ像”を築こうとしていました。
■ 突然の終幕に、SNS上では驚きと惜しむ声
この解散報道に対して、SNSでは驚きとともに、感謝のコメントがあふれています。
「まさかロンブーに続いてTOKIOまで…」
「DASH村もDASH島も、いつも真剣だった。本当にありがとう」
「アイドルだけど、泥まみれで野菜作ってる姿が一番好きだった」
「誰も悪くないって思いたい。でも悲しい」
X(旧Twitter)では、「TOKIO解散」「鉄腕DASH」「国分太一活動休止」などの関連ワードが一斉にトレンド入り。
特に、子ども時代からTOKIOの番組を見て育ったという30~40代のユーザーからは、「青春が終わったような気分」という感想も多く寄せられています。
■ 今後のメンバー個人活動に注目集まる
今回の発表では、グループとしての活動は終了するものの、城島茂さんと松岡昌宏さんは今後もタレントとして活動を継続する方針と見られています。
すでに複数のレギュラー番組を抱えており、今回の解散による出演キャンセルなどは予定されていないようです。
一方で、国分太一さんについては無期限活動休止中であり、今後の復帰時期や内容については未定となっています。
ファンの間では「詳細な説明がないまま終わってしまったことが残念」「せめて最後に3人でのメッセージが欲しかった」といった声も上がっています。
■ 編集後記:「終わるべくして終わった」のか、「もっとできた」のか
TOKIOの解散は、ある意味では“時代の流れ”の一つなのかもしれません。
しかし、1994年のデビュー以来、アイドルでありながらDIYや農業、建設、災害支援など、芸能の枠を超えた活動をしてきたグループは、唯一無二の存在でした。
山口さん、長瀬さんの脱退を乗り越えてなお、ファンの信頼をつないできた3人の姿には、多くの人が勇気づけられてきたことでしょう。
そして、今回の解散が突然だったからこそ、ファンの動揺も大きくなっています。
それでも──
これまでの功績が色あせることはありません。
TOKIOが築いてきた31年間の足跡は、テレビと音楽の歴史にしっかりと刻まれています。

引用:テレビ朝日
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