自民党の新総裁に決まった高市早苗氏の取材現場で飛び出した「支持率下げてやる」という音声が波紋を広げています。
この音声は2025年10月7日、日本テレビが生中継していたYouTubeライブ配信に入り込んだもので、SNS上では「マスコミによる印象操作ではないか」と強い批判が相次ぎ、炎上状態となっています。一体誰の仕業なのでしょうか?
■ 取材現場に響いた「支持率下げてやる」音声
問題の映像が撮影されたのは、高市氏が公明党関係者との会談を終え、報道陣の取材に応じる直前のタイミング。
中継映像では画面に人物は映っていなかったものの、現場から「支持率下げてやる」「支持率が下がるような写真しか出さねーぞ」といった声がしっかりと拾われていました。
この発言が記者によるものなのか、カメラマンや他の関係者なのかは特定されていません。しかし、SNSではすぐに「マスコミの本音ではないか」という疑念が広がり、批判の矛先が報道機関全体に向けられました。
■ 問題部分が削除され「証拠隠滅では?」の声も
当初、生中継された映像はYouTube上でそのまま視聴可能でしたが、現在は問題の音声部分がカットされています。
この点について、日本テレビは「通常行っている編集作業」と説明。
「LIVE収録した本編以外の部分については、アーカイブ化する際にカットしている」とし、特別な対応ではないとしています。
しかしSNS上では、
「証拠隠滅じゃないのか?」
「都合の悪いところだけ削除したのでは」
といった不信感を示すコメントが多く投稿されています。
このやり取りがネット上で急速に拡散し、「日テレ」「印象操作」「支持率下げてやる」といったワードが一時トレンド入りする事態となりました。
■ 日テレ「弊社関係者ではない」
日本テレビの総務局広報部は、次のように発表しています。
「弊社の関係者による発言ではありません」
つまり、この発言は日テレの社員ではなく、取材現場に居合わせた別の人物によるものと主張しています。
ただし、現場には多くのメディア関係者がいたため、誰が発言したのかを特定するのは難しい状況です。
■ ネットでは「オールドメディア不信」再燃
今回の件を受け、SNSでは「報道機関への信頼を揺るがす発言だ」とする声が多数上がっています。
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「こんなこと言われたら報道の公平性なんて信じられない」
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「支持率を左右するつもりなのか?」
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「オールドメディアはもう信用できない」
特に政治報道をめぐっては、これまでも「偏向報道」や「印象操作」がたびたび問題視されてきました。今回の“音声事件”はその火に油を注ぐ形になっています。
■ 高市氏側は静観 政治的影響は未知数
一方、高市早苗氏本人は、今回の騒動について公式なコメントを出していません。
ただし、支持者の間では「悪意ある報道を許すな」といった声も強まっており、政治的な余波は避けられない情勢です。
高市氏は10月7日に自民党新総裁に就任し、今後の政権運営を担う立場。報道と政権の関係が微妙なバランスにある中、このような発言が出たことで、今後の取材環境にも影響が出る可能性があります。
■ 専門家「報道の信頼性を損なう可能性」
メディア倫理に詳しい専門家は今回の問題について、次のように指摘しています。
「仮に発言が日テレ関係者でなかったとしても、生中継中に『支持率下げてやる』という言葉が入ったという事実自体が、報道の信頼性を損なう大きな要因になりかねません。
メディアは説明責任を果たす必要があります」
報道機関にとって、客観性と公平性は何よりも重要。今回の件がその信頼を揺るがす一件として記録される可能性もあります。
■ 高市政権と報道の関係に注目集まる
今回の炎上は、単なる現場のハプニングでは終わらないかもしれません。
政権発足直後というタイミングで、報道の「公平性」が問われる事態となったことで、今後の政治報道に対する世論の目は一層厳しくなることが予想されます。
高市氏とメディアの距離感がどう変化するのか、そして報道機関がどう信頼回復を図るのか、注目が集まっています。
【まとめ】
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生中継に「支持率下げてやる」という音声 → 炎上
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日テレは「弊社関係者ではない」と説明
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問題部分削除がさらに不信感を招く
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SNSではマスコミ批判が過熱
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高市政権とメディアの関係に影響も