【赤坂サウナ】亡くなった松田政也さんとは？SNSには追悼コメント多数

2025年12月15日、東京・港区赤坂にある5階建てのサウナ施設「SAUNATIGER（サウナタイガー）」で火災が発生しました。火元は3階にある個室サウナとみられており、この事故で美容院を経営していた松田政也さん（36）と、妻でネイリストの松田陽子さん（37）が死亡しました。

警視庁の調べでは、個室内のドアノブが外れていた可能性や、非常ボタンが作動しなかった疑いが浮上しており、密室空間における安全管理体制が厳しく問われています。

本記事では、亡くなった松田政也さん夫妻の人物像に焦点を当て、その歩みとSNS上に広がる反響を中心にお伝えします。

美容院「GBG」を経営していた若手オーナー

松田政也さんは、美容院「GBG」を経営する美容師として活動していました。36歳という若さでオーナーを務めながら、現場にも立ち続けるスタイルを貫いていたことで知られています。

同業者によると、松田さんは技術向上への意識が高く、特にカラー技術や薬剤知識に熱心だったといいます。また、経営者でありながらも奢ることなく、年齢や立場を問わず意見に耳を傾ける姿勢が、多くの信頼を集めていました。

顧客だけでなく、同業の美容師からも
「相談しやすい」
「誠実で勉強熱心」
と評され、将来を期待されていた存在でした。

ネイリストとして夫を支えたパートナー

妻の松田陽子さんは37歳。ネイリストとして活動しており、夫と同じ美容業界に身を置いていました。

前に出るタイプではなく、政也さんを支える落ち着いた存在だったといい、夫婦で美容という仕事に向き合う姿は、周囲から理想的な関係として見られていたようです。

松田政也さんは、サウナを日常的に利用する愛好家としても知られていました。SNSの投稿からは、サウナを単なる娯楽ではなく、思考を整理し、自身を整える時間として大切にしていた様子がうかがえます。

仕事の合間に心身をリセットする場所が、結果として命を奪う空間となってしまったことに、関係者からは無念の声が上がっています。

「ご冥福をお祈りします」「信じられない」

事故後、松田さんのInstagramアカウント
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の投稿欄には、数多くの追悼コメントが寄せられました。

「ご冥福をお祈りします」
「本当にショックです」
「たくさん刺激をもらいました」
「早すぎます…」

といった言葉が並び、松田さんが多くの人に慕われていたことがはっきりと伝わってきます。
GBGの顧客や同業者とみられるアカウントからのコメントも多く、その影響力の大きさがうかがえます。

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火災が発生した「SAUNATIGER」は、5階建ての建物内に複数のサウナを備えた都市型サウナ施設です。火元とされる3階の個室サウナは、完全なプライベート空間として設計されていました。

捜査関係者によると、

といった点が、事故の拡大につながった可能性があるとみられています。

残された大きな問い

美容院「GBG」を経営し、美容業界で着実に歩みを進めていた松田政也さん。ネイリストとして寄り添い、共に未来を描いていた陽子さん。

二人の命が奪われた今回の火災事故は、個室サウナという空間の安全性そのものを問い直す出来事となりました。
なぜ逃げられなかったのか。
なぜ助けを呼ぶ手段が機能しなかったのか。

真相の解明と再発防止が、今後強く求められています。