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【速報】H3ロケット7号機打ち上げ成功!新型補給船HTV-XがISSへ 「日本の宇宙開発、新たなステージへ」

日本の宇宙開発が、また一歩前進しました。

2025年10月26日午前9時、日本の主力ロケット「H3」7号機が鹿児島県・種子島宇宙センターから打ち上げられ、予定の軌道に無事投入されました。

積み荷は、新型無人補給船「HTV-X」。国際宇宙ステーション(ISS)への物資輸送を目的としたもので、H3の打ち上げ成功はこれで5回連続となります。

打ち上げから約14分後、H3はHTV-Xの分離に成功。補給船は日本時間30日午前0時50分ごろにISSへ到着し、食料・実験装置・燃料などの物資を届ける予定です。



■H3ロケットとは?

「H3」は、宇宙航空研究開発機構(JAXA)と三菱重工業が共同開発した大型ロケットで、従来の「H2A」シリーズの後継にあたります。

号機こそ打ち上げに失敗しましたが、2号機以降はすべて成功。安定した打ち上げ実績を重ね、今年6月のH2A最終号機(50号機)をもって、完全に世代交代を果たしました。

今回の7号機は、H3の中でも「最重量級」モデル。主エンジンと補助ブースターを最大構成で搭載し、大型通信衛星や多数の小型衛星を一度に運べる仕様です。

これは、世界的に注目されている「衛星コンステレーション(多数の衛星を連携させる通信ネットワーク)」需要を見据えた設計で、商業打ち上げ市場でも競争力を高める狙いがあります。

■「こうのとり」から「HTV-X」へ 進化した日本の補給船

H3に載せられたHTV-Xは、2009年から2020年まで活躍した「こうのとり(HTV)」の後継機。

JAXAと三菱電機を中心に約356億円をかけて開発されたもので、従来より輸送能力や作業効率を大幅に向上させています。

最大の特徴は、ISSから離脱した後も最長1年半にわたって地球周回軌道上にとどまり、宇宙実験や技術検証を続けられる点。
これは将来的に、NASA主導の「アルテミス計画」で構想されている月周回ステーション「ゲートウェイ」への物資輸送にもつながる重要なステップとされています。


■JAXAと三菱重工、世界市場での挑戦

H3ロケットはコスト削減と信頼性の両立を目指しており、1回あたりの打ち上げ費用はH2Aよりも2〜3割安いといわれています。
このコスト競争力は、SpaceX(アメリカ)などが席巻する商業打ち上げ市場で日本が存在感を示すカギとなるでしょう。

また、H3は今後、官民の打ち上げ需要を取り込みつつ、最終的には三菱重工が運用を全面的に担う予定です。
日本の宇宙産業が国家プロジェクトから「商業宇宙ビジネス」へと進化していく象徴的な出来事でもあります。


■SNSでも歓喜の声「胸が熱くなった」「日本の技術力に誇り」

X(旧Twitter)では、打ち上げ映像をリアルタイムで見たユーザーから次々と感動の声が上がりました。

「空に吸い込まれていく瞬間、鳥肌が立った」
「H3、もう完全に安定してきたな。日本の技術力すごい!」
「HTV-Xが宇宙で1年半も実験できるってロマンある!」

といったコメントが相次ぎ、日本の宇宙技術への期待が高まっています。


■カカニュースの視点:「成功のその先」へ

H3の成功は、日本が宇宙開発の「安定期」に入ったことを意味します。
しかし本当の勝負はこれからです。世界では再利用ロケットや月・火星探査など、新しい競争が始まっています。
H3とHTV-Xの進化は、今後の日本の宇宙ビジネスの行方を占う重要な一歩となるでしょう。

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