2025年7月28日夕方、茨城県水戸市南町2丁目の路上で、48歳の男が通行人に次々と襲いかかるという衝撃的な通り魔事件が発生しました。
この男は刃物のような凶器を振り回し、通行人5人を切りつけるという無差別的な犯行に及んだとされ、現場で居合わせた警察官によって殺人未遂の容疑で現行犯逮捕されました。
これまで大きな事件のなかった水戸市で一体何が?
事件が起きたのは午後6時10分ごろのことで、当時の現場は夕方の帰宅や買い物客などで人通りも多く、突如として起きた凶行に現場は騒然となりました。
通報を受けて駆けつけた警察官が即座に男を取り押さえ、周囲の安全を確保。
その後の捜査で、犯人が持っていたのは「なた」のような刃物だったことが確認され、なんと凶器は合計4本も携帯していたといいます。
警察は無差別に人を襲う意図があったとみて、男の動機や精神状態などを含めて厳重に調べを進めているとのことです。
この事件で負傷した5人のうちには、東京都東大和市在住の70歳の男性も含まれており、高齢者や無防備な通行人をターゲットにした可能性も指摘されています。
被害者はいずれも意識はある状態で搬送されたとされ、命に別状はないとの報道も出ていますが、詳細な容体については今後の発表が待たれるところです。
現場となったのは、商店や住宅が混在する市街地の一角で、住民たちの証言によると、叫び声や悲鳴が上がった直後に警察や救急が次々に到着したとのこと。
目撃者の中には「血まみれの人が倒れていた」「最初は交通事故かと思った」と語る人もおり、現場の混乱ぶりがうかがえます。
犯人の名前や顔は?
犯人の身元については、現時点では「48歳の男」という情報のみにとどまっており、茨城県警は今後の取り調べで、なぜ犯行に及んだのか、また事前に何らかの計画や動機があったのかなど、詳しい経緯を明らかにしていく方針です。
被害者との面識はなく、完全に無差別な犯行であった可能性が高いとみられています。
水戸市では、これまでも大きな事件は少なかったことから、今回の通り魔事件は市民に大きな衝撃を与えています。
SNSや地域掲示板では「安心して外を歩けない」「早急に再発防止を」といった声が多く見られ、事件現場周辺の学校や商業施設では、安全指導や警備の強化に乗り出す動きも出始めているとのことです。
茨城県では過去にも土浦市で発生した2008年の連続殺傷事件など、無差別殺傷事件の前例があり、今回の事件によって改めて地域防犯体制の見直しが問われています。
県警は今後、周辺地域に向けて注意喚起を行うとともに、防犯パトロールの強化や公共施設での見守り体制の拡充を検討しているということです。
今後は、犯人の供述や精神鑑定の実施の有無、さらには社会的背景や孤立状況など、多角的な調査が必要とされる見込みです。
メディアや地域住民も引き続き注視しており、警察による記者会見や続報が待たれる状況となっています。

引用:水戸市・ひたちなか市
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