深夜配送と高額な設置費が物議
座間市議会議員の片岡将志氏が、フリマアプリ「メルカリ」で購入したドラム式洗濯機を巡るトラブルについてSNSで発信し、大きな波紋を呼んでいます。購入価格は2万円だったものの、深夜の配送時間や高額な設置費用、さらには「交通費」の請求を巡り、最終的な支払額が当初の3倍以上にあたる65,500円に跳ね上がった経緯を報告しています。
議員が語るトラブルの詳細
片岡市議は12月13日午後11時59分、自身のX(旧Twitter)アカウントにて、「メルカリでドラム式洗濯機を買った。」という書き出しで一連の出来事を共有しました。
💰高騰した総額
片岡氏によると、洗濯機本体の価格は20,000円でした。しかし、配送・設置業者による追加料金が加算され、最終的な支払額は65,500円に達したと報告しています。この差額のほとんどは「取り付けの料金」であったとされ、「本体が20000円だったのに結局65500円に…」と、その金額に対する驚きを表明しています。
🌜深夜の配送と「交通費」の要求
配送業者(または出品者側の手配した業者)が自宅に到着した時刻は22時30分という深夜に及びました。さらに、設置作業の完了後には、業者側から「交通費」として追加の現金を要求されたといいます。片岡市議はこの要求に対して「それは払えない」と拒否し、最終的に支払いを断ることができたと述べています。
一連の経験から、片岡市議は「今度からは絶対に新品を買おうと決めました」と締めくくっており、中古品の購入とそれに付随するサービスへの不信感を露わにしています。
📢SNSでの賛否両論と議論の焦点
このツイートは瞬く間に拡散され、668.2万件を超える表示数を記録するなど、ネット上で活発な議論を巻き起こしています。寄せられた意見は、主に「出品者・業者への批判」と「購入者(片岡市議)側の確認不足への指摘」の二つに大別されます。
🚨出品者・業者への批判(「常識外れだ」という声)
多くのユーザーは、深夜22時半という非常識な配送時間や、高すぎる設置費用、そして「交通費をせびる」という行為に対し、強い非難の声を上げています。
「深夜配送は非常識。特にメルカリでの大型品配送はトラブルが多いから、価格とは別に送料・設置費を事前に詳細に確認すべきだった。」
「2万円の本体に4万5千円以上の取り付け費用は、正規の家電量販店のサービスと比較しても高額すぎる。料金体系が不透明だ。」
「交通費をせびるのは論外。明らかに不当な請求であり、断って正解だ。」
🤔購入者側の確認不足への指摘(「自己責任だ」という声)
一方で、高額な料金が発生した原因は、取引前の確認が不十分であった点にあると指摘する意見も目立ちます。メルカリでは、送料や設置費用を出品者と購入者が個別に交渉・負担することがあり、その詳細が不明確なまま取引が進んでしまった可能性を指摘しています。
「中古品やフリマアプリでの大型家電購入は、事前に送料・設置費がいくらかかるか、どこまでが本体価格に含まれているかを細かく確認するのが鉄則。見積もりを取らなかったのが失敗の原因ではないか。」
「『取り付けの料金が高過ぎた』と感じるのは分かるが、その料金体系に合意したのは購入者。料金が高くなるリスク込みで中古を選んでいる側面もある。」
「メルカリの『梱包・発送たのメル便』など、プラットフォーム提供の配送サービスを使えば、設置もオプションで明朗会計になるが、それを避けた結果、不透明な業者を使わざるを得なかったのではないか。」
💡中古大型家電取引の課題が浮き彫りに
片岡市議の体験は、フリマアプリにおける大型中古家電の取引が抱える構造的な問題を浮き彫りにしました。特に、本体価格は安価に見えるものの、配送費や設置費が不透明なまま、予想外の高額請求に繋がるケースは少なくありません。
今回の件は、消費者がフリマアプリを利用する際、「価格交渉」だけでなく、「配送方法」「設置費用」「時間指定の可否」といった付帯サービスについても、出品者や利用する配送サービスの規約を徹底的に確認し、書面またはメッセージで記録しておくことの重要性を改めて提示しています。
片岡市議の「今度からは絶対に新品を買おうと決めました」という決断は、多くの消費者にとって、中古品購入のメリット(価格)とデメリット(リスクやサービス品質)を比較検討する上での警鐘となりそうです。

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