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【速報】“荒れた株主総会”に フジ・メディアHD、体制刷新が波乱の幕開け

本日2025年6月25日、東京都・有明アリーナで開催されたフジ・メディアHDの第84回定時株主総会が、異例の緊迫感と共に幕を開けました。

先月末に起きたフジテレビ子会社社員のオンライン・カジノ賭博事件や過去に浮上した中居正広さん周辺のトラブルを背景に、会場には株主や報道陣が押し寄せ、まさに“荒れモード”の総会となりました。



■ 会場は“異例の大規模” 緊張感と物々しさ

通常はホール規模で行われる同社総会ですが、今回は有明アリーナのメインアリーナでの開催となり——広さに加えて受付開始時間前から長蛇の列が形成。

物々しさを感じさせる異例の規模に、多くの出席者が息を飲んだ様子でした 。

■ 3つの“火種”が噴出した舞台裏

総会が荒れた背景には、以下の深刻な論点がありました。

  1. 経営陣刷新を巡る激論:外部株主の米ファンド「ダルトン・インベストメンツ」が提案した社外取締役12名の候補が拒否され、両者は真っ向対決に。新経営陣をめぐり株主側と経営側の緊張が高まりました  。2. 2025年3月期の大赤字:本業で約201億円の最終赤字に転落。広報陣営からは再建案も示されましたが、不信・不満の声が株主席から次々と飛び出ました  。3. ガバナンスとコンプライアンスへの疑念:子会社社員の賭博や中居氏問題などを受け、対応の遅れや“責任の所在”を巡る不透明感が株主から厳しく指摘されました 。

■ 生々しい質疑応答の様相

■ 緊迫ムードの演出 個性派株主の介入も

「ホリエモン」こと堀江貴文さんがSNS上でFMH株を買い付け“参戦宣言”をしたこともあり、会場には異様な緊張感が漂いました  。

また、ダルトンと関連する有力株主・村上世彰氏(旧村上ファンド)の動向にも注目が集まり、株主席には個人株主やアクティビスト勢の姿が多く見られました  。

■ 今後の焦点:どこまで実行されるか

本総会では経営側提案が多数可決されましたが、以下の動向が今後の焦点となります:

■ 編集後記:総会は“通過点”だが緊迫の舞台に

今日の株主総会は、単なる議決ではなく、“経営陣の信認”と“社会に見える責任”の再定義の場となりました。

いわば「通過点ではあるが、非常に厳しい試験を迎えた瞬間」――そんな印象の一日でした。

フジ・メディアHDが今後、信頼をどう回復し、スポンサーや視聴者を取り戻すのか。注目は総会後の動き──特にガバナンスの“形骸化ではない実質強化”が問われることになります。

今後も改めて動向を追っていきましょう。

引用:株式会社フジ・メディア・ホールディングス 公式コーポレートサイト

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