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2025年版「いい夫婦の日」調査まとめ 夫婦仲が良い人の共通点・新婚旅行・理想の夫婦ランキングを一挙紹介

■「いい夫婦の日」直前、明治安田生命の調査で“夫婦の本音”が明らかに

11月22日の「いい夫婦の日」を前に、明治安田生命が1620人の既婚男女を対象に実施した最新調査の結果が公表されました。
最も注目を集めているのは、夫婦仲の“自己評価”です。

調査によると、自分たちは円満な夫婦であると回答した人は78.4%
前年度よりも2.6ポイント増加しており、全体として「夫婦関係は改善傾向」にあります。

この数字は一見すると非常に高く、SNSでは「本当?」「うちはそんなに会話してない」と驚く声もあがっています。しかし、この“円満78%”の裏にあるのが、次に紹介する 深刻な“会話格差” です。




■円満夫婦は1日4時間半会話、円満でない夫婦は50分…「5倍の差」に専門家も注目

夫婦円満の条件として最も多かった回答は「よく会話をする」(49.3%)。

この回答が象徴するように、夫婦仲が良い人の1日の平均会話時間は約4時間30分
一方、円満でないと回答した夫婦は 50分 に留まり、その差は なんと5倍以上 です。

実は近年「夫婦の会話時間」は、夫婦関係の満足度と強く相関しているという研究が複数報告されています。
とくに以下の要素が理由として挙げられています。

つまり、会話量はそのまま「夫婦仲の健康診断」のような役割を果たしているのです。


■【深掘り】夫婦仲が円満な家庭の“リアル”とは?

―「会話しているようで、実はしていない夫婦」の落とし穴

調査結果を受け、さらに一般家庭の実態を探ると、多くの家庭で次のような“会話不足の落とし穴”が見つかります。

●①「業務連絡だけの会話」

・今日何食べる?
・明日は何時に帰る?
・子どもの送りはお願い…
これらは会話ではなく事務処理であり、夫婦関係を豊かにするコミュニケーションとは別のものです。

●②スマホとテレビの同時使用で“相手の話が頭に入らない”

コロナ以降、家庭内でのデジタルデバイス使用が増え、夫婦ともにスマホを触りながらの食事が日常化。
この“ながら会話”は、満足感が小さく、会話時間を減らす原因にもなっています。

●③子育て世帯は特に会話が減る

幼い子どもがいる家庭では、育児中心の生活になり夫婦の「2人だけの会話」が極端に減りがちです。
多くの夫婦が「気づいたら1日の会話は“子どもの話だけ”だった」と答えています。

こうした背景を踏まえると、今回の調査で夫婦仲が“円満”と感じている家庭は、意識的にコミュニケーションの時間を作っているケースが多いことが分かります。


■新婚夫婦のリアル:出会いはマッチングアプリが過去最高、旅行は沖縄が1位

今回の調査では、新婚夫婦のトレンドも明らかになっています。

●出会いは「マッチングアプリ」がトップ

結婚1年以内の夫婦に出会いのきっかけを聞いたところ、
マッチングアプリが30.4%で過去最高
3年連続でトップとなり、現在の結婚市場では完全にメインストリームになっています。

現代の夫婦像は、恋愛から結婚までのプロセスが大きく変わっており、アプリで出会っても結婚生活は安定しているという研究結果もあるほどです。


●新婚旅行先は「沖縄」が1位

近年の円安、物価高の影響で、海外から国内へシフトする姿が鮮明です。
その中で 沖縄の人気は圧倒的

理由としては…

といった点が挙げられます。


■理想の夫婦ランキング:DAIGO&北川景子がついに1位

今回の調査で注目されたのが「理想の夫婦ランキング」です。

1位:DAIGOさん × 北川景子さん
2位:大谷翔平選手 × 真美子さん(ヒロミ夫妻と同率)

DAIGO夫妻が1位に選ばれた理由は以下の通り。

とくに30代からの支持が強い点も特徴的。
「理想の夫婦=派手さより、穏やかで安定している関係」という価値観が広がっていることが背景にあります。


■夫婦円満の鍵は“会話”と“共有体験”

今回の「いい夫婦の日」調査を総合すると、次のポイントが浮かび上がります。

【円満夫婦の共通点】

特に“共有体験”の有無は、夫婦仲に大きな影響を与えるとされます。
旅行や記念日を大事にする家庭ほど、会話が増え、関係が安定する傾向があります。


■【カカニュース的視点】夫婦円満の裏で見える“現代日本の課題”

本調査はポジティブな面が多いものの、日本社会が抱える課題も透けて見えます。

●夫婦仲は改善、しかし未婚率は上昇

既婚者の満足度は高まっている一方で、結婚自体を選ばない層も増加。
夫婦仲が良い家庭が増えるほど、独身者の“結婚へのハードル”が心理的に高くなる側面もあります。

●家族のあり方は多様化

・核家族
・DINKs
・事実婚
・ステップファミリー
など、多様な“夫婦像”が広がっています。
今回の順位に入った夫婦は、いずれも「無理をしない自然体」を強調するタイプであり、多様化する夫婦像の象徴ともいえます。

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