―有吉弘行が映画監督に?安村&イワクラ主演で“国宝越え”を狙う異例プロジェクトの裏側―
日本テレビ系バラエティー『有吉の壁』で人気のコーナー「アドリブ大河」が、2026年1月16日から劇場公開されることが発表されました。タイトルは
『有吉の壁 劇場版アドリブ大河「面白城の18人」』。
上映期間は3週間限定ですが、すでにネットでは「カオスすぎる」「楽しみでしかない」と話題になっています。
■“ムチャブリ大河ドラマ”が映画に
有吉弘行さんが “映画監督” として、武将になりきった壁芸人たちにアドリブのムチャブリを仕掛ける人気企画「アドリブ大河」。
もともと台本が薄く(ほぼ無い)、芸人の瞬発力とキャラクターで成立してきた企画でしたが、まさかの劇場版化ということで、ファンの間でも驚きが広がっています。
今回、映画化が発表されたのは、9月に京都・東映太秦映画村で行われた収録の最中。いつものように整列した壁芸人たちに、有吉さんが「今日の収録、映画にします」とサプライズ告知をし、現場は騒然となりました。
■映画なのに“台本なし”“配役未定”の異常事態
驚きはここからです。
映画のストーリーは白紙。
配役もその日のアドリブ演技を見て、有吉さんがその場で決定。
さらに有吉監督は多忙のため、なんと 4シーンだけを監督して帰宅。
残りは――
壁芸人たちによる“ほぼ丸投げ方式”で映画を作る
という前代未聞の映画制作体制が発表されました。
これにはファンからも
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「攻めすぎてて逆に観たくなる」
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「有吉の壁らしすぎる」
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「映画館で観るカオス」
と、半ば呆れつつも期待の声が集まっています。
■主役は安村&イワクラ
初回収録であるシーン1「二人の英雄、現る。」のオーディションの結果、主演に選ばれたのは、
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とにかく明るい安村
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蛙亭・イワクラ
の2人。
ふだんのキャラの相性も良く、ロケでも安定して“笑いが取れる”2人だけに、ネット上でも「確かに適任」「この二人なら成立する」と納得の声が上がっています。
今後のキャスト発表もすべて“アドリブオーディション方式”で、『有吉の壁』放送内で随時発表される予定。
12月10日のSP放送では、主役を支える「有壁隊」の配役が決まるなど、テレビと映画が連動する仕組みになっています。
■有吉弘行「国宝を越えます」
映画化発表の中で、有吉さんは強気の一言。
「国宝を越えます」
もはや自虐なのか本気なのか判別不能ですが、10周年を迎える『有吉の壁』だからこそ成立する言葉でもあります。
■『アドリブ大河』が愛される理由
カカニュースでは、この企画がここまで人気を集める背景を整理します。
●①壁芸人の“実力が丸裸になる”
アドリブ大河は、芸人の実力が露骨に出る企画です。
瞬発力、ツッコミ、空気づくり、ボケの強さ――それぞれの個性がそのまま武将キャラとして具現化します。
●②“有吉監督”のムチャブリが異常にハマる
流れを一切読ませないムチャブリが最大の武器。
芸人が困っていればいるほど「面白くなれ」の圧が働き、むしろ神回が生まれやすい構造です。
●③普段テレビに映らない芸人の魅力が爆発
地上波では見られない“攻めたネタ”や“キワネタ”が許されるのも魅力。
映画ではその部分がどれだけ残るのかも注目ポイントです。
■劇場版は「テレビ封じ」の逆パターンになる?
通常、映画化となればテレビより高クオリティ化するものですが、今回の『アドリブ大河』はその逆。
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台本なし
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有吉監督は4シーンしか監督しない
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配役オーディションはテレビで進行
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壁芸人主導でストーリーが転がる
という、映画としては前例のない制作方法です。
しかしこれは、“壁芸人のアドリブで勝負する”という企画の本質に最も忠実。
むしろテレビより“制限が少ない”分、尖った作品になりそうです。
■まとめ
2026年1月公開の『劇場版アドリブ大河』は、映画というより“巨大企画の延長戦”。
有吉弘行さんのムチャブリ芸を最大限に活かしつつ、壁芸人の個性と実力が爆発する唯一無二の作品になることは間違いありません。
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主演の安村&イワクラ
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今後のオーディション形式キャスト発表
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有吉監督はわずか4シーン
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バラエティと映画の融合という挑戦
「国宝越え」を掲げた10周年の集大成が、どこまで“笑いの壁”を越えるのか。
テレビでは見られない、壁芸人たちの本気のアドリブが映画館で味わえる日が近づいています。

