ディズニー/ピクサーの大人気アニメーションシリーズ『トイ・ストーリー』の第5作目が、2026年6月19日に全米で公開されることが正式に発表されました。
前作『トイ・ストーリー4』(2019年)から7年ぶりとなる本作では、ウッディやバズ・ライトイヤーといったお馴染みのキャラクターたちが再登場し、新たな冒険を繰り広げます。
シリーズの軌跡:友情と成長の物語
ここで今までの作品を振り返っていきましょう。
1995年に公開された『トイ・ストーリー』は、世界初のフルCG長編アニメーション映画として、ウッディとバズ・ライトイヤーの友情を描き、観客の心を掴みました。
その後もシリーズは続き、2000年の『トイ・ストーリー2』ではウッディの過去が明らかになり、2010年の『トイ・ストーリー3』ではアンディの成長とおもちゃたちの別れが描かれました。
2019年の『トイ・ストーリー4』では、ウッディが新たな人生を選択し、持ち主のいないおもちゃとしての道を歩み始めました。
新作のテーマ:おもちゃ vs テクノロジー
『トイ・ストーリー5』の最大のテーマは、「おもちゃとテクノロジーの対立」です。
現代の子供たちがスマートフォンやタブレットといった電子機器に夢中になる中、伝統的なおもちゃたちは自分たちの存在意義を問い直すことになります。
監督を務めるアンドリュー・スタントンは、「おもちゃたちは、子供たちの関心を引くために奮闘することになる」と語っています。
さらに、D23 Expo 2024で公開されたティザー映像では、50体のバズ・ライトイヤーが登場し、胸元が赤く光る「暴走状態」のバズ軍団が描かれました。
これらのバズたちは、テクノロジーの影響を受けて制御不能になった存在として、ウッディたちの前に立ちはだかることになります。
新キャラクター「スマーティ・パンツ」の登場
本作では、新キャラクターとして「スマーティ・パンツ(Smarty Pants)」が登場します。
このキャラクターの声を担当するのは、アメリカの人気司会者コナン・オブライエンです。
彼は自身のInstagramでこのニュースを発表し、ファンの間で大きな話題となりました。
スマーティ・パンツは、現代的な電子機器のおもちゃであり、ウッディたちの新たなライバルとなる可能性があると噂されています。
制作陣とキャストの再集結
『トイ・ストーリー5』の監督は、シリーズ全作の脚本を手がけ、『ファインディング・ニモ』や『ウォーリー』の監督としても知られるアンドリュー・スタントンが務めます。
また、『あの夏のルカ』のスピンオフ短編「アルベルトの手紙」の監督・脚本を手がけたマッケナ・ハリスが共同監督として参加します。
キャストには、ウッディ役のトム・ハンクス、バズ・ライトイヤー役のティム・アレンが再び声を担当します。
さらに、ジェシー役のジョーン・キューザック、コンバット・カール役のアーニー・ハドソン、そして新キャラクターのスマーティ・パンツ役としてコナン・オブライエンが加わります。
ファンの期待と今後の展望
『トイ・ストーリー5』は、シリーズの原点に立ち返りつつ、現代の子供たちの遊び方やテクノロジーとの関係を描くことで、新たな物語を紡ぎ出します。
ウッディやバズたちが、どのようにして電子機器という強敵に立ち向かい、自らの存在意義を見出していくのか、ファンの期待は高まるばかりです。
2026年6月19日の全米公開に向けて、今後の情報解禁や予告編の公開が待たれます。日本での公開日や吹き替えキャストの発表にも注目が集まっています。
『トイ・ストーリー5』が、再び観客の心をつかむ感動の物語となることを期待しましょう。
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